健康や筋肉をつけるために筋トレをしている方の中に喫煙者もおられるでしょう。
運動後の喫煙は美味しいと耳にしたこともあります。

しかし、喫煙が筋トレに与える影響は意外と深刻です。
なぜタバコが良くないのか理由をいくつか紹介します。

酸素運搬量が減少して回復力が低下する

喫煙による一酸化炭素の影響で酸素の運搬量が少なくなると、組織の新陳代謝に時間がかかってしまうため回復が遅くなります。

血中酸素濃度が下がることで体に行きわたる酸素量が減少し、筋肉が酸欠状態になって硬くなってしまうのです。
この結果、筋トレをしても十分な効果を得られなかったり体を傷めたりします。

疲労が残ったままだと筋トレの継続も難しくなり効率も大きく低下。
いつまで経っても回復できず疲労状態が続く悪循環に陥ってしまいます。

コルチゾールが分泌して筋肉を分解してしまう

身体がストレスを感じると、体内ではコルチゾールというストレスホルモンが過剰分泌されます。

実は、タバコは身体にとって大きなストレスで、喫煙はコルチゾールの過剰分泌を促し、結果として筋肉が分解されるのです。

筋肉が分解されると代謝も低下して太りやすく痩せにくい体になります。
筋トレの効果が無駄になってしまうので、吸わないよう注意しましょう。

活性酸素が増え病気のリスクを高める

タバコの煙には体の酸化や炎症を起こす作用があり、活性酸素を増やす物質が数多く含まれています。

その活性酸素は煙に含まれるタールなどと結びつくことで、動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・癌・糖尿病など、重篤な病気の原因となります。
また、筋力や回復力の低下・血流障害・血行不良による栄養不足・筋肉増加抑制・疲れやすくなるなどの症状も出てきます。

健康のために筋トレを行っても、タバコが阻害してしまうので、禁煙するようぜひ心がけてくださいね。

筋トレにタバコは必要なし

筋トレとタバコの間に良好な関係は全くありません。

せっかく付けた筋肉が分解されるため努力が無駄になってしまうことも。
筋トレ効果を最大限にするためにも禁煙は必須といえるのです。

禁煙できるかどうか不安になるかもしれませんが、乗り切れば健康的で美しい筋肉ができあがりますよ。

無理せず自分のペースで禁煙を始めてみてください。

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ただ体を鍛えるだけではなく、筋肉を形成するには食事も重要になってきます。

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