プロ野球コーチの役割・仕事
日本のプロ野球には、1チーム当たり一軍・二軍を合わせ20人ほどのコーチが所属しています。
スポーツでは監督の他にコーチという存在がいますね。
監督はオーダーや采配など負けた時の責任を背負う存在ですね。
そしてコーチとは監督の補助役なのでしょうか。
今回は野球のコーチの役割について少しですが、紹介したいと思います。
ヘッドコーチ
ヘッドコーチのポストは必ずしも置かれるわけではありませんが、監督に次ぐ2番目の役職であり、主な役割としては作戦面を担当し、監督に対し助言を提供したりしています。
プロ野球界においては「参謀」とも呼ばれ、監督代行としてゲームの指揮をとることもあります。
戦術の高度化によってコーチの仕事も細分化されたため、どうしても監督一人ではチームを管理し切れなくなり、優秀な参謀役を求める球団や監督が増えています。
投手コーチ
キャンプの時期から全ての投手の能力を評価し、投球に関しての助言を行います。
監督に対し投手の起用策について提言を行ったり、投手が疲れている時やイニングの途中に監督の指示を伝達するためにマウンドに行ったりします。
打撃コーチ
打撃フォームを修正やスランプ脱出の手助け、打撃の細かい調整をサポートしたりしています。
また、このような選手の打撃に対する技術指導だけでなく、ゲームに勝つために状況に応じた打撃を指示したりします。
バッテリーコーチ
主として捕手の育成指導に当たります。
スローイングやキャッチングの基本から、打者心理を読んだ配球を投手に指示するリードまで、内容の濃い仕事だけに、実戦経験豊富なコーチに任されることが多いのが特徴です。
守備・走塁コーチ
守備・走塁の指導を担当しています。
また、試合中は1塁側と3塁側のベースコーチを行っています。ベースコーチはあくまでも「担当する仕事」を指す名詞であり「肩書き」ではない為、ベースコーチのみを役割として行っているコーチは存在しません。また、試合前のノックも担当しています。
作戦コーチ
監督、コーチ、スコアラーとの橋渡し役。
スコアラーは資料を作るのが仕事であるため監督やコーチに直接進言することはありません。この資料をデータ化し、勝つための最善策を進言するのが作戦コーチの仕事になります。ヘッドコーチとは別に、この「作戦コーチ」を設置し作戦面に特化させるチームがあります。
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