今や投げる人が少なくなったカーブを操った名投手達その①
今は希少価値の高い球種となったカーブを操った名投手たち。
現在の野球では、ストレート、スライダー、カットボール、ツーシーム、チェンジアップ、スプリットなどを操る投手が多く、カーブを投げる投手はかなり減りましたね。
今回は今見ることが少なくなったカーブを武器に、活躍した名投手を少し紹介したいと思います。
カーブでストレートを早く見せた 星野伸之
通算176勝を誇る左腕。
記憶にも残るスローカーブが武器です。
他の人が投げることが出来ないような”魔球”を持っていた。
それは落差がかなり大きく100キロにも満たないスローカーブだ。
やはり彼の代名詞ともいえるこのスローカーブがあったから、打者を抑えることが出来たのだろうか。
だが、星野の考えは違う。
「あのスローカーブは魔球でない、魔球は存在しない。」と語りました。では、星野のスローカーブについてどう考えているか。
彼は「あくまで緩急をつけるための球だ」と言う。
あの細い体ながら長きに渡り活躍しこれだけの勝利数をあげた理由として、やはりあの大きなカーブがあったのでしょう。
現ソフトバンク監督 工藤公康
3球団で日本一に貢献。
通算224勝の左腕。
工藤公康の持ち球は主にストレートとカーブの二種類と少なかった。
その中で工藤公康は、130キロ後半と140キロ後半のストレート、カーブに至っては100キロを割るスピードから120キロ代までを投げ分けていた。(実際の工藤公康はダイエー移籍後頃にスライダー、フォークを習得した。)
高校時代には、高校生には打てないといわれたこのカーブで、甲子園でノーヒットノーラン達成し、チームをベスト4まで導きました。
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