はじめに

みなさんは発達障害という病気をご存じでしょうか。
今回はそんな発達障害とはどんな病気なのでしょうか。
少しですが紹介したいと思います。

発達障害

生まれつき脳の発達に障害があることの総称。幼児のうちから症状が現れてくることがほとんどで、対人関係やコミュニケーションに問題を抱えたり、落ち着きがなかったり、仕事や家事をうまくこなせなかったりと、人によって症状はさまざま。その特性などにより、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)、チック障害、吃音(症)などに分類される。中には、複数のタイプの発達障害がある人も少なくない。ひとえに発達障害といっても、個人差が大きいことから、一人ひとりの症状に合わせた支援や治療がとても重要になる。

症状

発達障害は一人ひとり異なることから、その症状は多岐にわたる。例えば、自閉スペクトラム症は1歳を過ぎた頃から症状が出始め、言語や発達の遅れや、コミュニケーションの障害、対人関係・社会性の障害、興味や活動の偏りなどが見られる。注意欠陥・多動性障害は7歳までに症状が現れるのが特徴で、その人の年齢とは見合わない多動・多弁や不注意、衝動的な行動などが目立つようになる。また、学習障害では、全般的な知的発達に問題はないものの、特定の分野のみに困難を持つ。例えば、「読む」「書く」「計算する」「話す」など、特定の事柄のみに難しさを感じてしまうため、これらの能力が求められる小学生の頃に発達障害が発覚することも少なくない。なお、一人で複数の発達障害を抱えている人も珍しくない。

治療

いずれの発達障害も完治させることは難しい。そのため、何よりも大切なのは、保護者や家族など周りの人たちが協力し合い、適切な接し方をしたり、生活環境を整えたりしながら、本人が社会生活を送りやすくなるようにサポートしていくこと。治療としては、それぞれの特性に応じた療育や薬物療法なども進めていく。例えば、自閉スペクトラム症の場合、コミュニケーション能力や適応力の発達を促すための療育などを行うため、早期に発見することがとても重要になる。また、注意欠陥・多動性障害では、脳内ドーパミンやノルアドレナリンの伝達機能を強める薬が処方されるなどの薬物療法も行っていくのが特徴。学習障害の場合、苦手な分野を克服させようとすると、逆効果で症状が悪化することもあるため、それぞれの状態を把握した上で、安心して社会生活が送れるように支援を行う。

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