自分の誕生石を知っている人は多いと思います。
特に男性より女性の方が詳しいでしょう。
しかし、誕生日花を知っている人は少ないのではないでしょうか。
誕生『日』花と、名前が付くぐらいなので、1日1日に誕生日花があります。
ここでは9月9日の誕生日花を少し紹介します。

※誕生日花は複数ある場合もあり紹介出来ていない誕生日花もあります。

キク(菊)は、キク科キク属の植物。
日本では日本で観賞用多年草植物として花卉園芸で発展した品種群を和菊、西ヨーロッパで育種されて生まれた品種群を洋菊と呼ぶようです。

秋に咲く花であるが、短日性植物で、電照などを用いた作型の分化により、周年供給されている。食用にする「もってのほか」などの品種もあります。
花言葉は「高貴」である。

観賞園芸的には和菊、生産園芸的には洋菊が中心に栽培されている。
また、切花としては温室での電照栽培で周年出荷されている。バラ、カーネーションとともに生産高の多い花卉となっている。
日本においては、菊は元々は外来種であり、薬草や観賞用植物として中国から伝来した。
平安時代に用いられ始めて、宮中では菊の節句とも呼ばれる重陽の節句(旧暦9月9日)が明治時代まで行われ、現在でも皇室園遊会(観菊御宴)として行われている。
日本で菊の栽培が盛んになったのは、栽培のプロセスが冬に芽をとり、春に植え、夏に成長させ、秋に観賞するといった具合で、イネの栽培と類似していることが影響しているとの説もある。
現在では各地に愛好会ができる一方で、秋には、それらが主催の品評会が開かれている。

物品への意匠として用いられることも多く、鎌倉時代に後鳥羽上皇が身の回りのものに施したことにより天皇および皇室の紋となったといわれ、鎌倉時代には蒔絵や衣装の文様として流行した。
日本の南北朝時代以降には天皇より下賜されることにより公家や武家の間で家紋として使用されるようになった。江戸時代には品種改良が行われた。

世界的には、フランス、ポーランド、クロアチア等の一部のヨーロッパ諸国において白菊が墓参に用いられ、中国、韓国でも葬儀の際に菊が用いられることが多い。
日本でも古くから仏花や献花として菊が使用されてきた(なお、慣習として故人への供花とされ、病室へのお見舞いの花としては忌避される)。
キクの花弁が放射状に並んだ形状に由来する慣習的な呼び名があり、アンモナイトの化石を「菊石」と呼ぶほか、また陶芸やそば打ちでの材料の練り方に「菊練り」がある。

ヨーロッパ文化の菊の歴史

ヨーロッパへは1789年に中国からキクがもたらされたがなかなか人気が出なかった。
1860年に幕末の日本を訪れたイギリス人のロバート・フォーチュンが、翌1861年に様々な品種を本国に送ったことで、流行に火が付いた。
以後イギリスを中心にヨーロッパでも菊の育種が盛んになった。特にイギリスでは、最後のフローリスツ・フラワーの一つとなった。

このように、日本美術が西欧美術に多大な影響を与えたのと同じく、菊をはじめとする日本の園芸植物もまた西欧の園芸育種に大きな影響を与えたと言われている。その後西欧では切り花用や修景用など生産園芸分野での育種が進み、スプレーギクなどが生まれています。

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