食後の眠気は“糖質”の取り過ぎが原因?

食後の急激な眠気は、“糖質”の取り過ぎが原因である可能性があります。通常、食べ物が体内に入ると、血液中のブドウ糖の量が増え、血糖値が上昇します。血糖値が上がると膵臓から血糖を低下させる働きのあるインスリンというホルモンが分泌され、通常2時間ほどで元の数値に戻ります。ところが、極端に糖質を取り過ぎると一気に血糖値が上昇し、大量のインスリンが必要になります。この時にインスリンの分泌が追いつかないと“過血糖”という状況になります。この状態が続くと、ブドウ糖が脳に十分に行き渡らず、頭がぼーっとしたり、眠くなったりする症状につながります。

“過血糖”は、食後約2~3時間に症状があらわれ、空腹時にはあらわれません。そのため、糖尿病の診断では気付かれないケースが多く、“隠れ糖尿病”とも呼ばれています。

食後の高血糖を放置すると、糖尿病が悪化するばかりでなく、神経障害や網膜症など重大な合併症を引き起こし、心筋梗塞やアルツハイマーなどのリスクも高めることになります。食後に強い眠気や倦怠感が続く人は、糖尿病の症状を疑ったほうがよいかもしれません。

食後の眠気を防ぐために、食べ過ぎないようにする!

極端な過食で“糖質”を取り過ぎると、過血糖を引き起こし、食後の眠気につながります。一度に食べる食事の量がつい多くなってしまうという人は、腹八分目を心掛け、暴飲暴食をやめることで改善につながります。

また、炭水化物は糖質が高いので、血糖値を急激に上昇させてしまうので、なるべく摂取し過ぎないようにしましょう。糖質制限は、ダイエットにもつながると注目されています。糖質オフと明記されている商品もあるので、食べ物を選ぶ際に意識してみましょう。

食後の眠気を防ぐために、食べ方を工夫しよう!

血糖値を急上昇させず、食後の眠気を引き起こさないための工夫として、“よく噛んでゆっくり食べる”ことが挙げられます。

食事後約15分以降に、満腹中枢は刺激されます。この時間までに食事を終えてしまうと、あまり満腹感が得られず、余計食べ過ぎてしまいますが、よく噛んでゆっくり食べることで、少量でも満腹感が得やすくなります。

以前であれば、会話を楽しみながら30分以上かけてゆっくり食べる、というのがベストではありましたが、コロナの関係で食事中の会話が控えめになると、早めに済ませてしまいがちです。1回の食事には最低15分以上かけるようにしましょう。早食いの方は特に意識してコントロールしてください。

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