こまめな水分補給に「アイスコーヒー」は向いてない?

梅雨が近づいてまいりました。気温が上がり、湿度を感じるようになり、不快指数が高くなる時期です。まだ夏ではなくても、この時期から十分に注意したいのが“熱中症”や“脱水症状”ですね。 この対策として最初に思いつくのは、水分補給ですね。人間の体は体内の水分の5%を失うと、熱中症や脱水症状が出てくるので、こまめな水分補給が大事になってきます。

ところでこの時期だけでなく、普段からも飲んでる「アイスコーヒー」。実は水分補給には向いてないそうです。

注意すべきは利尿作用!

これは「アイスコーヒー」だけでなく、こまめな水分補給には“利尿作用”がある飲み物は注意が必要なんです。

コーヒーやビールを飲むとトイレが近くなる、なんて経験があるとは思いますが、これが“利尿作用”です。カフェインを含むコーヒー・紅茶・緑茶・ウーロン茶・コーラ、カリウムを多く含むトマトジュース・牛乳・赤ワイン・ビールなど、これらのカフェイン・カリウムを含む食品・飲料には利尿作用があります。

“利尿作用”は、尿の排出を促進するということですが、他の飲み物に比べて、尿による水分排出が多くなる・早くなるということになりますので、水分が体に留まっている時間が短く、いつもより余分に排出されてしまうということに注意が必要なんです。

よく運動のあとのビールは最高!と言う方は多いですが、アルコールは利尿作用が高いため、水分補給的には、向いていませんので、知っておいてください。

水分補給に適した飲み物!

水分補給としてオススメなのは、ナトリウムなどの電解質を含む、体液に近い浸透圧の飲料、スポーツドリンクや経口補水液などがあります。なかでも疲労回復に役立つクエン酸やブドウ糖を含むものが多いものも、オススメですね。

そのほか日常的には、麦茶やハーブティーなどノンカフェインのお茶、硬度の低い水、水溶性ビタミンの特性を活かしたレモン水なども良いでしょう。コーヒーやお茶、ビールを飲んだ暑い日には、これらのものもセットでとるよう心がけましょう。

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