はじめに

年を取れば取るほど落ちていってしまうものの一つに、記憶力があります。多少の「つい、うっかり」は、ある程度の年齢になれば仕方がないことなのかもしれません。この先、何度もこんな経験を繰り返していけば、少し心配になりますよね。記憶力はトレーニングによってある程度引き上げる事ができる事が有名ですが、トレーニング以外にも記憶力を向上させられる食べ物があります。今回は、記憶力を引き上げる食べ物を紹介します。

記憶力を上げるために

記憶力と食べ物は、深い関係にあります。記憶力の元となる脳自体が、食べ物から得られる栄養素から構成されているからです。記憶力を維持・向上するには、食べ物から得た栄養素で、脳を常にメンテナンスしてあげる必要があります。普段から脳に使われる栄養素が含まれている食べ物を食べるようにすると、脳の機能を良い状態で保つ事ができ記憶力のトレーニングにも良い効果を与えてくれるそうです。

食事から記憶力の向上を目指す際、気を付けるポイント
1. 栄養バランスの良い食事
2. 適切な量の食事

上記ポイントと真逆の事をしてしまうと、せっかく記憶力を高める食べ物を食べても、栄養素が脳にまでいかず、体を維持する方に使われてしまいます。また、炭水化物や糖類から摂取できる栄養は、脳を動かすのにも使われています。ダイエット等でご飯を抜いていたりすると、それだけでも記憶力に影響が出る場合もあります。炭水化物の極端に少ない食事や、栄養バランスの偏った食事をしている場合、栄養失調の症状として記憶力の低下が起きている可能性があるそうです。

記憶力を上げる食べ物

記憶力を上げる効果のある食べ物を紹介します。栄養バランスが整った食事を取りつつ、これ等の食べ物を取り入れて下さい。
1. 青魚
青魚には、人の体を維持するのに必要な必須脂肪酸を含んでいます。この必須脂肪酸は体内でDHA(ドコサヘキサエン酸)という物質に変化します。このDHAは脳の神経細胞を発達させ、記憶力を向上させる効果あります。
さば、あじ、いわし、うなぎ、まぐろ、かつおには多く含まれています。

2. ナッツ、豆類
脳の機能を維持してくれる効果があり、記憶力の維持や向上を助けてくれるのです。また、ナッツは噛み応えのあるものが多く、自然とよく噛んで食べるようになります。このナッツを噛む刺激が脳にも伝わり、脳を活性化する効果も期待できます。ナッツを食べる際注意してほしいのが、食べる量です。食べすぎると、下痢、便秘、ニキビ、肥満の原因になる事もあるので、オヤツ代わりに食べるのがおすすめのようです。

3. チョコレート
一時的に記憶力を引き上げてくれるのが、チョコレートです。チョコレートには糖分、テオブロミンが含まれており、これらの成分が記憶力の向上を手助けしてくれます。チョコレートの糖分は脳の栄養となり、脳の機能を良い状態に保つ効果があります。もう一つのテオブロミンは、チョコレートの原材料であるカカオに含まれる成分です。カカオの苦みを作っている成分なのですが、記憶力や集中力を高めてくれる効果があります。食べる量の目安としては、板チョコ4分の1程度が丁度いい量となります。

4. お茶、コーヒー
お茶やコーヒーに含まれているカフェインには、脳の記憶をつかさどる部分である海馬を刺激し、記憶力を引き上げる効果があります。お茶、特に緑茶にはカフェインに加え、ビタミンCをはじめとした抗酸化物質が多数含まれています。カフェインによる刺激で脳の記憶力を引き上げつつ、脳のさび付きを抑える効果が期待できます。お茶とコーヒーの場合、仕事前に飲むのがおすすめです。

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