寝たのにダルい…

休日に思いっきり寝たはずなのに次の日に身体が重く感じたり、怠く感じたことはありませんか?
それは寝過ぎたことで肩や身体が凝ってしまい、血行不良を起こしている証拠です。
寝ている間は長時間、体を動かすことがないために身体が固まり血行不良を起こしやすくなります。

また身体を動かさずにいることによってリンパの流れも悪くなってしまい、顔に溜まってパンパンにむくんでしまう、という場合もあります。
さらに寝すぎによってホルモンバランスが崩れてしまうと脂肪の燃焼効率が悪くなり、結果的に太りやすい体質になってしまうようにもなります。

血行が悪くなることによって顔色も悪くなり、身体は疲労感を感じているので身体を動かすことも億劫になります。
スポーツジムに行って汗をかいたり、外に出掛けて行ったりすることもしなくなるのでその結果カロリーも消費されず、美肌を得る機会も失います。

また寝過ぎることによって体内時計も狂ってしまうので、抗酸化作用のあるメラトニンの分泌が減少したり乱れたりしてしまいます。
また活性酸素を取り除く働きも減少してしまうので健康と美容にとっていいことは一つもありません。

あなたもやってない?週末の寝溜め

平日は仕事に家事にと忙しくしてついつい睡眠時間が少なくなってしまうという方。
「週末に寝溜めするから大丈夫!」なんて言って、休日に思いっきりダラダラしている方はいらっしゃいませんか?

特に寒いこの時期には布団から出るのが億劫になってしまい、ついついダラダラといつまでも寝てしまう、なんて方もいらっしゃることでしょう。
しかし、この「寝溜め」、実は睡眠不足と同じくらいがそれ以上に身体には良くないのです。

睡眠をとることは健康と美容にとっても大切なことですが、沢山寝たからといって特に健康に美肌になる、というわけではありません。

今回はついついやってしまいがちな寝溜めのデメリットについてご紹介したいと思います。

頭痛や鬱の原因にも

寝過ぎてしまった日には頭痛がする、という方はいらっしゃいませんか?
これは寝ていることで長時間体を動かさないので血行が悪くなってしまい、大量のセロトニンという物質が分泌されてしまうことによって血管が拡張し、血管が広がることで三叉神経という脳神経を刺激して、同時に神経伝達物質などの放出により血管の周囲に炎症が広がることによって引き起こされています。
頭痛がするとそれだけで気分が良くありませんし、仕事や家事にも支障をきたすでしょう。

また睡眠を摂り過ぎる事自体、ちょっとした抑うつ症を引き起こすと言われています。
寝過ぎたあとに、身体がだるくてなんとなくやる気が起きないというのは、単なる気のせいではないのです。
これは深い眠りや徐波睡眠をとり過ぎることでうつ傾向が強くなっているから。
そしてだるいからといってまた眠り、さらにだるくなるという悪循環にも陥りやすくなります。

こういった症状を引き起こしてしまう寝溜めや寝過ぎを防ぐには、朝アラームがなったらすぐにカーテンを開けて太陽の光を浴びたり、掛け布団を蹴飛ばしてすぐにベッドや布団から抜け出しましょう。
その時にまだ眠たくても、顔を洗ったり朝食を準備したりしているうちに、どんどん身体は目覚めてゆくのです。

理想的な睡眠時間は6~8時間とされています。
休日だけきちんと睡眠を取る、寝溜めをすることは結果的に健康と美容を遠ざけることになりますので注意しましょう

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