納豆にしかない効能と、効果的な食べ方
日本の代表的な健康食品の納豆。
外人さんや日本人でも苦手な人も多いはず。
そんな納豆の効能と効果的な食べ方とは?!
納豆だからこそ摂れる凄い成分たち
・血液サラサラ効果のナットウキナーゼ
ナットウキナーゼは納豆特有の酵素です。
原料の大豆には含まれず、納豆菌の繁殖によって粘りの中に作り出される成分で、275のアミノ酸からなる比較的安定的なタンパク質です。
経口投与されると活性を持ったまま腸内まで到達し、高い血栓溶解効果を発揮します。
血栓とは血管の中にできるゴミのような塊で、それが血管に栓をしたり血流を妨げたりすることで起こる病気が血栓性疾患です。昨今の日本人には微小血管が次第に詰まって流れが悪くなる脳血管性が社会的な問題になっていますが、ナットウキナーゼはこの血栓を「煙突掃除」をするように溶かしていく働きを持っています。
血液サラサラ効果を高めるにはうってつけの食品なのです。
・骨を強くするビタミンK2
ビタミンK2は骨の形成を強化すると同時に、骨からカルシウムが流出していくのを抑える働きを持つ成分です。骨細胞でカルシウムを結合する一種の「糊」の役目をするオステオカルシンの合成に必須の栄養素で、納豆菌によってビタミンK2は約124倍にも増えます。ビタミンK2をこれほど多く含む食品は世界広しといえど納豆だけで、同じ発酵食品であるチーズやヨーグルトなどの乳酸菌、酒や味噌などの酵母ではビタミンKは合成されません。骨には人体の99%のカルシウムが蓄えられています。血液中のカルシウムが不足すると、その濃度を一定に保つため、骨に蓄えられているカルシウムが溶け出して調整に働くというメカニズムが働きます。
特に女性は歳重ねると骨粗相症になりやすいので、骨粗相症防止に納豆をたくさん食べておくと良いです
納豆の効能を高めるオススメの食べ方
・納豆は夜に食べると効果がより発揮される
「朝食の定番」のイメージが強い納豆ですが、実は朝よりも夜に食べた方が、納豆の効能がより発揮されるのです。
先程紹介したナットウキナーゼは食後10~12時間働くので、寝ている間の血流が滞りやすい時間にバッティングさせるのが良いとされてます。
血流がスムーズになると肌に栄養が届くようになるため、美肌効果が期待できるのです。
さらに成長ホルモンの分泌を促進されます。
眠り始めてから2~3時間経つと、成長ホルモンの分泌が始まり、お肌のゴールデンタイムに突入します。納豆に含まれる”アルギニン”には、成長ホルモンの分泌を促進する効果があるとされ、この時間に合わせるためにも、夜に食べるのがオススメ。
また納豆には細胞の再生を促すビタミンB2や皮脂分泌をコントロールするビタミンB6、整腸作用がある食物繊維、むくみ解消効果があるカリウムなどが含まれています。
・キムチ納豆は善玉菌を増やす最高の組み合わせ
キムチには1g中に何億という乳酸菌が存在します。
乳酸菌は、いわゆる善玉菌のこと。健康な人ならたいへんな数を持っていて、腸内をきれいにしてくれます。ところが、体が弱るとその数が減少します。
そこで乳酸菌を外から摂取するわけですが、納豆菌を乳酸菌といっしょにとると、乳酸菌の増殖を助けます。
まず納豆菌が食べ物を分解し、それを乳酸菌が餌にして成長していきます。
そして納豆菌がつくり出したグロスファクター(成長因子)を使って、キムチの乳酸菌が増殖するのです。
そのため、キムチ納豆は乳酸菌を効率的に腸内にとり込むという意味でも非常に意味のある食べ合わせです。
また、たいへん都合のいいことに、納豆菌はO-157やコレラ菌などに対しては、菌の増殖を抑制する作用があります。
つまり納豆は、乳酸菌などの善玉菌の増殖を助け、悪玉菌の増殖を防ぐ力があるのです。
さらにキムチ納豆は、日本人の死亡原因のトップであるガンも予防します。
大豆の抗酸化作用は納豆になることで4倍にもアップしますし、キムチの乳酸菌が腸をきれいにすることでガンを予防するのです
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