「隠れインフルエンザ」とは

インフルエンザは、主に高熱(38~39℃)と寒気、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感が急激に現れ、風邪と同じように咳、鼻水、のどの痛みなどもありますが、「隠れインフルエンザ」は、インフルエンザ特有の高熱症状が見られないことが多く、気づきにくいのが一番の特徴です。

また、インフルエンザに感染していても風邪と間違って対処し、周囲の人に感染させてしまう方も少なくないそうなので、注意が必要です。インフルエンザに感染しているかどうかは、医師による診察と検査によって判断されるため、風邪に似た症状の場合は、念のため、早めに病院を受診するのがよいでしょう。

感染予防を徹底しよう!

インフルエンザに感染しないためには、ウイルスを体内に入れないことが第一です。インフルエンザウイルスが付着した手で、口や鼻を触ると、口や鼻の粘膜からインフルエンザウイルスが体内に入りこむことで感染しますので、手洗い、うがいをこまめに行い、インフルエンザウイルスを防ぎましょう。

また、免疫力が低下していると感染リスクが高まるので、日ごろから免疫力を高める生活を心がけることも重要です。栄養と睡眠を十分にとることで免疫力を高め、インフルエンザやさまざまな感染症から身を守りましょう。エネルギー源となる主食、ビタミン・ミネラル豊富な旬の野菜や海藻・きのこ、体の基礎作りに欠かせないタンパク質が含まれている食事や、栄養バランスに優れた食事を心がけ、十分な睡眠がとれるようにしましょう。

予防接種をしていても、インフルエンザにかかることはある!

予防接種をしているとインフルエンザに感染しないと思われがちですが、一定の効果があるとはいえ、予防接種をすればインフルエンザにならないということではないそうです。予防接種でうけたインフルエンザの型が違えば、インフルエンザの予防接種をしていても、重症化することもあるそうです。

ちなみに、予防接種は年齢によって、接種回数が多少異なります。13歳以上であれば、原則1回とされていますが、医師の判断により2回予防接種を行ったほうが良いと判断されれば、2回予防接種する場合もあるようです。また、13歳未満であれば、予防接種は2回。ワクチンも数に限りがあるため、予防接種を行う場合は、かかりつけの医院に早めに相談するようにしましょう。

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