大根焚き

由来や意味合いは寺院により異なり、別々の由来・意味合いを持った行事として行われるが、冬季に大根を煮て振る舞う点が共通している。
振る舞われる大根料理は寺院により異なり、単に塩で煮込んだだけのものから、油揚げと共に醤油で煮込んだもの、煮込む前に大根に梵字を入れるものなど様々である。
* 東山法住寺 - 1月15日に最も近い日曜日。前々日より皮をむき、炊き出したもの。大根と油揚げが入る。
* 大原三千院 - 2月、初午。大根を護摩にて加持し、大釜で炊いたもの。
* 嵯峨覚勝院 - 11月、小雪の日を挟む2日間、大根供養。梵字が書かれた大根を煮込んだもの。2014年(平成26年)で終了。
* 宇多野三宝寺 - 12月・第1日曜日、日蓮忌日報恩法要。出汁や醤油で一昼夜煮込んだもの。
* 千本釈迦堂 - 12月7日・8日、成道会。大根の切り口に梵字を書いて供え、他の大根と一緒に炊き上げたもの。
* 鳴滝了徳寺 - 12月9日・10日、報恩講。大鍋で焚き込んだもの。
* 岩倉妙満寺 - 12月第2日曜日、釈尊成道会。大根と油揚げを炊き、柚子を載せたもの。
* 嵐山鈴虫寺 - 12月下旬、その年最後の地蔵菩薩の縁日 - 大根と油揚げを炊いたもの。
* 新京極蛸薬師堂 - 12月31日、大晦日。 - 大根と油揚げを炊いたもの。

由来

大根焚きは元々お釈迦様が悟りを開いたことを喜び、感謝する行事でした。しかし時代を経るとお釈迦様が悟りを開いた12月8日頃に大根焚きを仏前に供え、参拝者に振る舞う行事に変わっていったようです。別の由緒で行われている寺院もあります。
大きな鍋で大根を油揚げとともに醤油で煮込んだ大根焚きはお出汁が効いていて優しい味がします。大根の味付けは、お寺によって違います。各お寺の味を食べ比べるのも楽しいのではないでしょうか。好みの味を、是非探してみて下さい。
それでは、開催日が早い順にご紹介します。

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takuji

こんにちわ。
クエン酸と、テニス大好き少年です。プレーするのも、観戦するのも大好きです。
得意なのはフォアストロークです。アプローチから相手を追い込み、ボレーで決めるのが
基本的なスタイルです。苦手なのはバックです。弱点を隠し、なるべくフォアに回り込んで打つ癖で、弱点が余計に目立つようになりました。
これからも、弱点から逃げずにバックを克服していきます。

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