ポン酢とは

ポン酢は合わせ酢の一つです。
お醤油に柑橘類のすだちやダイダイの搾り汁を同量合わせたもので、そこに、みりんやかつお節、昆布などのうま味成分を含んだ材料を加え、うま味をプラスします。
見た目はお醤油ですが、柑橘類のさわやかな香り、ほどよいしょっぱさと柑橘の酸味でさっぱりとした味わいです。
主に鍋物や湯豆腐のつけダレとしての利用が高く、その他焼き魚、かつおのたたき、白子ポン酢、大根おろし、しらす、納豆などにも利用します。香りが良くスッキリとした酸味で、脂っこい料理が食べやすくなります。
一口でぽん酢といっても、各社さまざまな商品を販売しています。ゆずや昆布の風味が強いもの、酸味を抑えたまろやかなタイプや糖質を抑えたもと、数多くの種類があるので、自分好みのぽん酢を探してみてください。
家庭で作る場合はグレープフルーツでも代用できます。特に餃子と相性が良く、普段の餃子が一気に洋風に変わり、大変さっぱりといただけます。

ミネラルバランスの調整

ポン酢にはナトリウムが含まれています。
ナトリウムの摂りすぎは高血圧など生活習慣病の原因となるためよくないですが、適量範囲内であれば体に大切な栄養です。
ナトリウムの効果は、体内の水分量、ミネラルのバランスを調整し、筋肉や心臓の機能を正常に保つ働きがあります。
通常の食生活では不足よりも摂りすぎが心配されますが、夏場など大量に汗をかいた場合は体内のナトリウムが不足することがあります。
過剰なナトリウムの排出にはカリウムが必要です。ポン酢を利用する場合は、カリウムを含む食品を一緒に食べるようにしましょう。海藻やほうれん草、モロヘイヤなどが多く含んでいます。

美容に

お醤油の他に柑橘類や昆布が利用されているので、ポン酢の栄養には、ビタミンCやヨウ素なども含まれています。
ビタミンCの効果には肌にハリを持たせたり、美白などの作用があります。肌を丈夫に保つためのコラーゲンの合成や、シミを発生させるメラニン色素の合成を抑える働きをします。
ヨウ素は甲状腺ホルモンの成分になります。成長や代謝を促す効果があるので、子どもから大人まで大切な栄養です。
ただ、ポン酢でこれら栄養の一日分を補うのは無理なので、他の食材もしっかりと摂るようにしましょう。

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