皮ごと食べて渋みと甘みのコントラストを感じられる。マスカット。どんな効果があるのでしょうか。
近年はシャインマスカットも有名になってきましたが、日本ではマスカットと言えば主に「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を指しています。
疲労回復
マスカットの栄養には、ブドウ糖と果糖がたっぷり含まれています。
ブドウ糖は、体内吸収率が高く素早くエネルギーへと変換される栄養です。また、果糖は体内でブドウ糖に素早く変換されます。
ですから、ブドウ糖には疲労を回復する効能があり、スポーツ時のパフォーマンス維持に加え、夏バテの予防や改善にも効果があります。
ブドウ糖は熱中症対策にも重要な栄養成分です。汗とともに失われた塩分を補給する際に、ブドウ糖も一緒に摂ると塩分の吸収率が上がるのです。
また、ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源ですから集中力を高める効果もあります。
このように、身体に大切な働きをもたらすブドウ糖ですが、もちろん摂りすぎも良くありません。ただし、太るからと極度の糖質制限による摂らなさすぎも問題ですので、適度量を心がけましょう。
さらにマスカットには、糖質の代謝に欠かせないビタミンB1も含まれているので、ブドウ糖を素早くエネルギー変えてくれます。
アンチエイジング
マスカットの果皮や種子には、レスベラトロールが含まれています。
レスベラトロールはポリフェノールの一種で、アンチエイジング効果が期待されている成分です。ぶどうのポリフェノールと言えば真っ先に浮かぶのがアントシアニンかと思いますが、マスカットにもしっかりと含まれています。
強い抗酸化作用を持ち、生活習慣病の原因となるメタボリックシンドロームを予防する効能や、食物アレルギーの抑制にも有効と期待されています。
以前は、レスベラトロールには長寿遺伝子とも言われるサーチュイン遺伝子を活性化させる働きもあるとして注目されていましたが、近年の臨床結果ではそのような効果は見られなかったとされています。
まだまだ、研究が進められている成分ですので今後の発表に期待したいところですね。
レスベラトロールは、マスカットなどの色の薄いぶどうに多く存在しますが、アントシアニンは巨峰などの赤紫色の濃い色のものに含まれています。
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