カフェイン

●利尿作用

適度に汗をかいて、きちんと利尿するということが、健康維持のためには必要です。カフェインは利尿効果があり、紅茶は普通の水を飲んだときよりトイレが近くなります。

●頭が冴え、眠気予防

カフェインには眠気予防の効果があります。仕事中頭をスッキリさせるために、コーヒーを飲むという人が多いですが、紅茶も同じ効果があります。お酒と同じで、カフェインも強い人と弱い人がいて、カフェインに敏感な人は、お昼過ぎにカフェインをとっても、夜眠りにくくなるという人もいます。

●ダイエット効果

カフェインにはまた、脂肪の分解や燃焼効果があります。特に体を動かす前、運動前にカフェインを採るのが有効と言われています。ただし、紅茶を飲めば痩せられる!という短絡的な考え方ではなく、紅茶を上手にダイエット生活に取り入れたいものです。そして、紅茶がダイエットにいいからと言っても、砂糖やミルクを入れてしまっては元も子もありません。あくまで、ストレートで飲むのであれば、という限定です。

タンニン

●風邪予防

紅茶の渋みとして味わえるのが、タンニンという成分です。タンニンは殺菌作用があります。風邪気味のときには水でうがいをするより、紅茶うがいをおすすめします。

●口臭予防

紅茶のうがいは、舌や歯に着いた菌を殺菌してくれるため、口の中がすっきりとして、口臭予防にも役立ちます。

フッ素

●虫歯予防

フッ素と言えば、歯磨き粉にも含まれている、歯の再石灰化を促す成分です。それが紅茶にも含まれているのです。ただし、ステインと呼ばれる歯の着色汚れの原因である物質も紅茶には含まれているので、紅茶でうがいをしていれば歯磨きはしなくてもいい、というわけにはいきません。おすすめのうがいの仕方は、1杯は紅茶の香りと味を楽しみ、茶葉を捨てずにうがいに使用します。

テアニン

●リラックス効果

紅茶に含まれる、アミノ酸の一種のテアニンという物質は、リラックス指標のアルファー波を出す効果が認められています。不安傾向のある人や、ストレスの緩和に役立ちます。それに加えて、紅茶の冒頭の「紅茶の種類」のところでお話ししたように、紅茶にはバラやスズラン、蘭などの花香を持つものがあり、その風味が私たちをリラックスさせてくれます。アールグレイをはじめとして、フレーバーな着香をすることにより、リラックス効果を生み出すフレーバーティーもあります。

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