殺人アリ「ヒアリ」とは

先日、「ヒアリ」が東京港の埠頭で定着した可能性が極めて高いというニュースが報道されました。「ヒアリ」は世界的に生息域を拡大していて、定着すれば根絶は難しいと言われています。信じたくないニュースですが、最悪の事態も考えて、いまから知っておかなければいけないことがありますね。

強い毒を持つ南米原産のアリ「ヒアリ」は、殺人アリとして知られ、世界の侵略的外来種ワースト100選定種、特定外来生物にも指定されています。英語では“fire ant”と呼ばれるように、刺されると火が着いたような痛みが走るそうです。

主にアルカロイド系の毒と強力な針を持っていて、痛み・かゆみ等の軽度の症状や、体質によりアレルギー反応や蕁麻疹等の重い症状が出る場合もありますが、人間が刺されても死ぬことは実は稀なことなんだそうです。しかし、アレルギー症状の中でも特にアナフィラキシーショックが引き起こされることで、命の危険性があるんだそうです。

もし「ヒアリ」に刺されたら、、、

前述のとおり、殺人アリに刺されたら、死ぬことは稀なことで、死に至る確率は意外にも0.001%(10万分の1)と低い値なんだそうです。すでに世界的に広まっているアリなので、海外旅行ですでに刺されたことがある人もいるようですね。これを知るとちょっと安心かと思いきや、「ヒアリ」が定着すると、住民の大半に当たる50~90%もの人が刺されてしまうという恐ろしいデータもあるようです。

刺されたら、まずは冷静に対処しましょう!

もし「ヒアリ」に刺されても、手で払うのは注意しましょう。ヒアリは何度も毒針で刺せるため、払いのけようとした手も刺されてしまう危険があるそうです。手ぬぐいやタオルなどを用いて、叩いて落とす方がベストのようです。

まずは、慌ててずに落ち着きましょう。パニックにならずに冷静に対応すれば、重症化を防ぐことは十分可能です。

刺された箇所は、ミネラルウォーターや水道水などで洗います。水洗いだけでも、毒成分の一部を除去したり、他の雑菌の侵入を防いだりすることができるそうです。その後、患部が数時間で膿んで腫れてきますので、抗ヒスタミン成分が入った軟膏を塗ることでかゆみや腫れを多少抑えることができます。

ただ、速やかに病院に行くようにしましょう。刺されて数時間は安静ですが、その間に、めまい、吐き気、動悸、胸の苦しさ、手の震え、視野に何らかの異常などが見られた場合は、アナフィラキシーショックを起こしているかもしれません。

しかし、刺されて重篤なアナフィラキシーショック症状を起こすのは全体の1~2%、致死率はさらに低い約0.001%です。このことを念頭に入れ、まずは冷静になって対応するようにしましょう。

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