疲労回復

酸っぱいことが名前の由来とも言われるように、プラム(すもも)は爽やかな酸味が特徴と言える果物。この酸味も元でもあるリンゴ酸やクエン酸などの有機酸が多く含まれていることから、プラムはエネルギー補給や疲労回復促進に役立つと考えられています。ブドウ糖や果糖など体内に吸収されやすい単糖類も含まれていますから、運動前後のエネルギーチャージとしても適しています。
リンゴ酸やクエン酸の補給が疲労回復に繋がると言われているのは、私達の体内で行なわれている代謝(TCAサイクル/クエン酸回路)の中で使われる成分でもあるため。このためクエン酸などの有機酸を外側から補うことで代謝の活発化を促し、エネルギーが生み出される・運動後の疲労感を軽減することに繋がると考えられています。

むくみ予防に

すももには、カリウムが多く含まれています。
カリウムは、細胞の正常な浸透圧を保つために作用する栄養で、余分なナトリウムの排出に関係しています。
なにかと水分や塩分の摂り過ぎが気になる人は、カリウムもしっかり摂ることが大切です。塩分を排出させる効能があるため、高血圧対策にもなります。
カリウムはむくみの予防や改善のほか、足のこむらがえりの解消にも効果があります。

目のケアに

アントシアニンは抗酸化作用を持つポリフェノールの一つであるため、活性酸素による悪影響を軽減することで健康や若々しさを保ってくれる成分として注目されています。またアイケアに関わる機能が期待されているポリフェノールでもあり、ブルーベリーやビルベリーなどがアイケア系サプリメントに使われているのもアントシアニンが含まれているためです。アントシアニンが目に良い成分として注目されているのは、目の網膜に存在するロドプシンの再合成を促す働きがあると考えられているためです。
ロドプシンが分解される際に生じる電気信号が脳に伝わることで、目に写ったものを認識することが出来ます。この時に分解されたロドプシンは再合成され、再び分解されることで脳に情報を伝えるというサイクルを繰り返していますが、この再合成の流れが滞ると目の疲れやかすみ・ぼやけるなど影響が出てきます。このためロドプシンの再合成を促すアントシアニンの摂取が疲れ目やかすみ目などの軽減・視力低下予防として注目されています。

関連するまとめ

唐辛子と言えば辛いイメージですが、様々な栄養や効果がありますので紹介します。

唐辛子は、コショウ・カラシと共に、世界三大香辛料の1つとされ、料理に辛さを加えてくれます。

栄養豊富だけど意外と低カロリー?今が美味しい時期の「牡蠣」

今が旬の「牡蠣」。いろんなお店で牡蠣のメニューも賑やかになっていますね。「海のミルク」と称されるほど栄養豊富…

寝相が悪いって言われたこと、ありませんか?寝相が悪い人に共通する原因とは

布団からはみ出て床で眠っていたり、ベッドから落ちたりと、とにかく寝相が悪い人っていますよね。その原因について…

関連するキーワード