夏野菜の代表格「トウモロコシ」

糖質が豊富な「トウモロコシ」ですが、タンパク質も含まれ、このタンパク質を構成する成分であるアミノ酸のバリン、ロイシン、イソロイシンも豊富に含んでいます。バリン、ロイシン、イソロイシンは必須アミノ酸と呼ばれ、人間の体では作ることができないため、食べ物で摂る必要があります。 とはいえ、「トウモロコシ」のアミノ酸スコアは高くはないため、他の食品を組み合わせてバランス良くすることがオススメです。牛肉や豚肉、鶏肉、牛乳、卵などと組み合わせると食事全体の栄養バランスが良くなります。

また、粒の表皮にはセルロースという食物繊維が含まれています。食物繊維は、他の栄養素のはたらきをサポートしたり体の調子を整える働きをします。食物繊維の中でも、水に溶けにくい不溶性食物繊維であるセルロースは消化・吸収されないまま腸内を移動し、腸内の有害物質を吸着してくれるので生活習慣病の予防効果も期待できます。さらに、便を増やしたり、腸内を刺激して排便を促してくれるので便秘改善にも効果的です。

甘みがあるので、太る原因と思われがちですが、実は「トウモロコシ」をつかったダイエットもあるようです。ダイエットを実施するためには、毎日カロリーや糖質に注意して常に気配りをおこなわなければなりませんが、「トウモロコシ」にはダイエットに取り入れていくと効果的とされている栄養やカロリーが条件を満たしているので通常よりも楽に実施することができるそうです。

茹でると甘くなるが、カロリーが上昇するわけではありません。

実は「トウモロコシ」は茹でても1本150kcal前後とあまりカロリーが上昇することはありません。茹でると甘みが増してイメージですが、安心して食べることができるんです。

ごはんと比べると大体半分ほどのカロリーなので、置き換えダイエット的に毎日取り入れれば相当な量を軽減することが出来るようです。

注意したいのは、茹でてしまうとダイエットにも必要な栄養素が逃げてしまいますので、出来るのであれば茹でるよりも蒸す方法で調理したほうがいいそうです。

「トウモロコシ」の糖質はダイエット向き!

糖質には単糖類、二糖類、多糖類の3種類があり、これらの糖質の大きな違いは吸収されて血糖値が上昇しにくいのかということです。「トウモロコシ」の場合、腸に吸収されるスピードが比較的遅いとされている多糖類に分類されるため血糖値も一気に上がることはありません。

血糖値はダイエットの天敵ともいわれており、急激に上昇してしまうと脂肪に変換するインスリンが大量に分泌してしまうことになります。よって、血糖値が上昇しにくいとうもろこしはダイエットにより向いている食品といえるんです。

ダイエットに重要な食物繊維と鉄分が豊富!

「トウモロコシ」には栄養が豊富で、中でも食物繊維と鉄分はダイエットにおいてもとっても重要です。食物繊維は体内のコレステロールを適切に排出してくれるだけではなく、腸の環境を整えてくれる役割があるため便秘や腸内がんの予防や肥満を防ぐ役割があります。

これに加えて、満腹感も与えてくれるのですからメリットだらけです。そして鉄分には貧血予防の他にも酵素の吸収を助ける役割を持っているため、脂肪を燃焼してくれるといわれているリパーゼを活性化させやすいのです。他にも、効果的な栄養がバランスよく含まれているのでダイエットとしてだけではなく健康維持をする場合にも最適なので、ダイエットの頼もしいパートナーとなることでしょう。

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