セロリの歴史

セロリの野生種はヨーロッパからインド西北部にかけての湿地に自生しています。古代ギリシャ、古代ローマ時代には薬用効果のある野菜として使用され、葬儀や祭り、魔除けなどにも使われていたそうです。
栽培が始まったのは16~17世紀頃。イタリアやフランスで食用として広まり、その後19世紀頃までにはヨーロッパ全域とアメリカにも伝わったといわれます。

日本へは、文禄・慶長の役(1592~1598年)で出兵した加藤清正が朝鮮半島から「東洋種」のセロリを持ち帰ったという説があり、そのことからセロリには「清正人参」という異名があります。江戸時代になるとオランダ船によって「西洋種」が入ってきましたが定着しませんでした。さらに幕末や明治時代にも栽培に挑戦しましたが、香りが強すぎて受け入れられなかったようです。

現在出回っているセロリは、香りが比較的弱いアメリカの品種で、昭和50年代頃から一般的になりました。

リラックス効果があります

まずはセロリに含まれる成分とその効能からご紹介します。セロリ特有の香りには、約40種類もの香り成分が含まれていて、主な香り成分は、アピイン、テルペン、アビオイル、セネリンなどがあります。
アピインはポリフェノールに分類される成分の一種で、精神の安定や、不眠を解消するなどの効能があります。また、テルぺンにはリラックス効果があります。
そのため、セロリにはイライラする気持ちを鎮めリラックスをさせるなど、ストレス解消に効果があります。
この他、頭痛や生理痛などの痛みを和らげる効能があります。これは香り成分に鎮痛作用もあるためです。セロリの鎮痛作用は二日酔いが原因で起こる頭痛にも効果があります。

選び方

では、セロリの選び方、見分け方についてお伝えします。

茎が太くて巻きがあるもの

セロリの茎の部分が平らになっているものもあるんですがそういうものは避けてくださいね。

選ぶのは茎が太くて内側に巻きがあるものがいいですよ

茎が白いものを

茎の色が全部緑色になってなくて、白いところが多くあるセロリほど、しっかりと育っている可能性が高いです。

高品質なものほど、どちらかというと香りも控えめで甘さがあります。

葉の緑色がきれい

セロリの葉が鮮やかな緑色なものほど新鮮です。黄色くなっているものは鮮度が落ちているので避けるほうがいいですね。

鮮度が高いものほど茎に固さがあります。

なので、手に取ってみるとすぐに気が付くと思うので、そういうセロリに出会ったら上の選ぶポイントをチェックされてみてください

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takuji

こんにちわ。
クエン酸と、テニス大好き少年です。プレーするのも、観戦するのも大好きです。
得意なのはフォアストロークです。アプローチから相手を追い込み、ボレーで決めるのが
基本的なスタイルです。苦手なのはバックです。弱点を隠し、なるべくフォアに回り込んで打つ癖で、弱点が余計に目立つようになりました。
これからも、弱点から逃げずにバックを克服していきます。

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