占いを信じる?信じない?タロットカード占いの歴史
タロット占いの基本にあるのは、占いをおこなった際、一見単なる「偶然」に出てきたように思われるカードには、質問者に対してなんらかの意味を持つという考えです。
はじめに
みなさんは占いを信じたりしますでしょうか?
星占い、花占い、手相占いなどいろんな占いがありますね。
テレビでも血液型占いなどもあるので、占い自体身近な存在かもしれませんね。今回紹介したい占いはタロットカード占いについて紹介したいと思います。また、タロットカードの歴史についても触れたいと思います。
タロットカード占い
占いに用いられているスタンダードなタロット・カードの枚数は全部で78枚。また、その78枚のカードは、22枚の「大アルカナ(Major Arcana)」と56枚の「小アルカナ(Minor Arcana)」に分けられます。
タロット・リーダー(タロット占いを行う人のこと)は、カードをシャッフルし、そこから偶然に出てきたカードによって、質問の答えを導き出します。
タロット占いの基本にあるのは、占いをおこなった際、一見単なる「偶然」に出てきたように思われるカードには、質問者に対してなんらかの意味を持つという考えです。
カードの種類
0 愚者(The Fool)
1 魔術師(The Magician)
2 女司祭(The High Priestess)
3 女帝(The Empress)
4 皇帝(The Emperor)
5 司祭(The Hierophant)
6 恋人(The Lovers)
7 戦車(The Chariot)
8 力(Strength)
9 隠者(The Hermit)
10 運命の車輪(The Wheel of Fortune)
11 正義(Justice)
12 吊るされた男(The Hanged Man)
13 死(Death)
14 節制(Temperance)
15 悪魔(The Devil)
16 塔(The Tower)
17 星(The Star)
18 月(The Moon)
19 太陽(The Sun)
20 審判(Judgment)
21 世界(The World)
歴史
タロット占いがポピュラーになったのは、実はそれほど古い時代のことではありません。
フランスのパリのエテイヤという占い師によって書かれた『タロットと呼ばれるカードのパックで楽しむ方法(Mani_re de se recr_er avec le jeu de cartes nomm_es Tarots)』と題されたタロット占い関する本が1783年から1785年の間に4分冊として出版されました。それ以前にも、タロット占いがおこなわれていた若干の記録はありますが、本格的にタロット占いが広まっていくのは、この本の出版の後の19世紀のことです。
その後、タロットは19世紀後半のフランスのオカルティズムや秘教主義と結びつき、その神秘性を強めていきます。その中でも特にフランスのオカルティスト、エリファス・レヴィの著書『高等魔術の教理と祭儀(Dogme et Rituel de la Haute Magie)』(1854-1855)は、タロットとカバラの本格的に結びつけたことで、後世へと大きな影響を残しました。さらに19世紀末には、レヴィの大きな影響を受けたフランスの「薔薇十字カバラ団」、イギリスの「黄金の夜明け団」といったオカルト結社によって、タロットの西洋魔術のツールとしての地位は確かなものとされていきます。
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