
たまねぎは通年収穫されますが、各地の収穫時期をご紹介します。
たまねぎの旬は、品種や産地に幅があるため、ほぼ一年中が旬といえる。ただし、いわゆる「新たまねぎ」の旬は春。
たまねぎとは
たまねぎは野菜の一種。
単子葉植物綱クサスギカズラ目ユリ科(最新のAPG分類体系においてはヒガンバナ科)に属する香辛野菜。
地下に埋まった鱗茎(りんけい、茎の一部が変形したもの)を食用とする。
生食したときの辛味と、加熱した際の甘みが魅力的な野菜。
ショウガなどと同じく、摩り下ろして調味料(香辛料)としても用いる。
皮を剥いたり包丁で切ったりすると涙が出る事で有名。これはたまねぎの細胞組織が押しつぶされて中に含まれるアリルプロピオンが飛び散り、硫化アリルか気化して鼻の粘膜を刺激することによるものである。目も刺激する事はするが、影響の大部分は鼻であり、ゴーグルや眼鏡などより洗濯ばさみの方が有効な対策であるほか、鋭い包丁を用いれば細胞組織の破壊が抑えられ、刺激も抑えられる。
尚、犬や猫などの小動物に食べさせると死んでしまうので、絶対に与えてはいけない。
春が旬のたまねぎ
普通の玉ねぎに関しては全国で栽培され、保存性も高いので旬は特に無く、通年いい状態で手に入ります。しかし、新たまねぎに関しては春しか手に入りません。また、赤たまねぎの湘南レッドも夏が旬になります。
●北海道の収穫サイクル
北海道では2月から3月にかけて種をまき、9月から10月にかけて収穫されます。収穫されたたまねぎはすぐに出荷されるものと貯蔵されるものがあり、出荷は9月から翌春4月頃まで続きます。ただ、成長期が春から初夏にかけての暖かい時期にあたるため害虫の対策が必要となり、本州での栽培よりも農薬の使用頻度は高くなりがち。
●佐賀県など九州での収穫サイクル
佐賀県では主に4月頃から6月初旬にかけて収穫され、出荷は5月から9月頃までとなります。丁度北海道の裏側の時期にあたります。
●愛知県の玉ねぎ
愛知県では主に新タマネギと呼ばれる貯蔵しないタイプのたまねぎが作られています。このたまねぎは4月頃から7月頃にかけて収穫、そして出荷されます。丁度北海道産のたまねぎの在庫が無くなりかけ、佐賀県産の出荷が始まる前の時期からになります。