ヨガの種類

女性を中心に人気の「ヨガ」。そもそもは古代インドの時代から、仏教やヒンドゥー教、バラモン教、ジャイナ教などの宗教と深く結びつきながら発展してきました。その目的は、本来“悟り”を目指すことにあります。
古代インドでは、輪廻転生からの解脱が人生の究極目標とされました。つまり、自身を取り巻く世界感をより良くするために、身心を整えいく修行がヨガといえるでしょう。現在も健康はもちろん、心を落ち着ける、集中するといった目的でヨガに取り組む方がたくさんいます。
しかしこのヨガ、実はいろんな種類があることをご存知でしょうか? 今回は意外に知られていない、ヨガの種類について紹介します。

ホットヨガ

室温39度前後、湿度55%〜65%程度に保たれた室内で行うヨガです。

39度って暑くないの?と思うかもしれませんが、39度という温度は身体を最も柔軟にし、
筋組織を無理なく伸ばすことができるため、筋肉を痛めたりすることも少ないと言われています。

湿度55%〜65%の環境は発汗を促し、大量の汗をかくことで、デトックス効果が期待されます。
適度な運動による発汗は、ストレス解消に効果的です。
また、新陳代謝を上げ効率良い脂肪燃焼にもつながります。

アシュタンガヨガ

インドのシュリ・K・パタビジョイス師によって創設された、世界的に有名なヨガです。
ポーズの順番が決まっていて、呼吸と動きを連動させて順番通りに繰り返し行います。
運動量の非常に多いヨガで、ダイナミックでエネルギッシュなポーズが多く、終了後には達成感を得ることができます。
連動した動きが集中力を高め、心と体を浄化します。
運動量が多いため、中級者以上のすでにヨガに馴染みのある方向けと言えるかもしれません。

ハタヨガ

様々なヨガのルーツとされるヨガ。呼吸と動きの基礎を学ぶことができます。
ゆっくりとしたポーズと呼吸法を中心に行い、コントロールし、エネルギーの流れを調和させることがハタヨガの目的です。

ヨガの基本で、初心者向けの教室が多いので、ヨガ未経験者でも無理なく安心して取り組めます。

アイアンガーヨガ

正しい姿勢を重視して、体の方向性やバランスを意識しながら、無理のないポーズで最大の効果を引き出していくヨガです。
一つ一つのポーズをとる時間が長めかつ丁寧に行うので、各自のペースに合わせて行うことができます。
ブロックやボルスター、ベルトなどの補助的な道具を使いながら、ポーズを完成させていくので、子供から高齢者までの幅広い年齢層の方々でしたり、ヨガ初心者や体の硬い方にもおすすめです。
運動量はパワーヨガやアシュタンガヨガに比べると若干少なめです。
また、瞑想にも重点を置いているので、精神の安定にも効果があります。

「ヨガブロック」とは・・・長方形の補助道具、樹脂やコルク素材のものがある。床に手が届かない場合に補助として使用するなど様々な使い方がある。
「ボルスター」とは・・・枕、クッションのような補助道具。背中と床の間に挟んで普段使わない筋肉を伸ばす場合など様々な使い方がある。

アヌサラヨガ

アヌサラ(Anusara)とは、サンスクリット語で「神聖な流れに身をまかせる」「心のままに従う」という意味。
古典的なヨガ(主にアイアンガーヨガ)に解剖学、運動生理学、セラピー要素を取り入れ、現代人のライフスタイルに合わせて1997年に作られた、新しいスタイルのヨガです。
解剖学や運動生理学が取り入れられているため、備わっている滞在能力やパワーを最大限に発揮し、体になるべく負担をかけずに行うことができます。
そのため、初心者や高齢者、リハビリにも適したヨガとされています。
また、2人組になりポーズの補助をしあったり、2人で1つのポーズを完成させる「ペアワーク」も多いヨガなので、コミュニケーションを取りながら楽しむこともできます。

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紀元前2500年、インダス文明の頃にはヨガの起源となるものが存在していたと言われています。

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