
運動や睡眠、排便のしかたなど、便秘を改善するための生活習慣を身につけましょう。
世の中の多くの女性にとって悩みの種のひとつが「便秘」ではないでしょうか。歩くことは自律神経のバランスを整え、腸の働きを適度に調整するといわれています。
便秘とは
平常時に比べて便が硬く,排便回数や便量が減少した状態をいう。腸の生理的ぜん動は自律神経の影響を受けやすいために,一時的な便秘は正常人でも起きやすい。直腸の癌や狭窄によるもの,結腸癌や腹膜障害,虫垂炎によって2次的に起るものなどの原因が考えられる便秘と,はっきりした理由を見出せない常習性便秘とに区別できる。対策は,原因があれば除き,対症的な浣腸,下剤の使用のほか,条件づけによる排便の習慣の獲得,腸に適当な刺激を与えるような食事内容の改善,運動などがある。
便秘に良い食べ物
食物繊維は水溶性食物繊維・不溶性食物繊維の2つをバランスよく取り、しっかりと水分補給も行いましょう。
水溶性食物繊維
水溶性食物繊維は水に溶ける性質により便を柔らかくしてくれます。
わかめ、昆布、ひじきなどの海藻類、バナナやリンゴなどの果物に含まれています。
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維は水分を吸収すると膨らみ、腸を刺激して便が出やすくなります。
ごぼうやれんこんなどの根菜、サツマイモなどのイモ類、押し麦などの穀類に含まれています。
乳酸菌
乳酸菌は善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。
ヨーグルト、チーズ、醤油、味噌、キムチ、納豆などの発酵食品に含まれています。
オリゴ糖
オリゴ糖は生きたまま腸まで届き、善玉菌を増やします。
はちみつ、大豆などに含まれています。
オリゴ糖はスーパーなどでも販売されていて、飲み物に入れたり、砂糖の代わりに料理に使用することもできます。
規則的な排便習慣を
毎日余裕をもってトイレに入る時間をつくりましょう。
腸に便がたまっているものの、便意を感じにくくなるタイプの便秘もあるため、まずは毎日トイレに入る習慣をつけることが大切です。但し、強くいきむことにより血圧が上がり、脳出血や脳梗塞を引き起こしたり、長時間いきむ習慣により腸の粘膜が傷ついて潰瘍やポリープができることがあります。排便が困難な場合は病医院を受診し、治療を受けることをおすすめします。