福岡ソフトバンクホークスの2連覇で幕を閉じたプロ野球。
オフシーズンと言えばFA選手の動向です。
今年は市場価値のある選手が多く、オフシーズンを賑わいました。

西武ライオンズからは、浅村選手・炭谷選手がそれぞれ、楽天・巨人へ移籍。
オリックスバファローズからは、西選手が阪神へ移籍。
そして広島カープからは、丸選手が巨人げ移籍されました。

FAで選手が移籍してしまったチームにも、出ていかれるだけでは酷なので、補償がありますが、FA選手によって補償が違ってきますので、簡単にまとめてみました。

FA選手ランク・補償の違い

FA宣言をした選手には、A・B・Cと3つにランク付けがされます。ゲームのような選手能力でのランク付けではなく、現在所属チーム内での、年俸でランク付けされます。
そのランクによって補償も変わります。

・Aランク
チーム内年俸上位3位の選手
人的補償あり  プロテクトを外れた選手1名+旧年俸の0.5倍の金銭
人的補償なし  旧年俸の0.8倍の金銭

・Bランク
チーム内年俸上位4〜10位選手
人的補償あり  プロテクトを外れた選手1名+旧年俸の0.4倍の金銭
人的補償なし  旧年俸の0.6倍の金銭

A・Bランク選手獲得の場合はこのようになります。
ただしFA移籍する選手が、2度目以降のFA権の行使であれば、金銭については上記の金額の半額になります。


・Cランク
チーム内年俸11位以下の選手
補償なし。

Cランク選手獲得した場合の補償ですが、Cランク選手に対しての補償制度は、何もありません。
近年ですとソフトバンクからFA宣言して巨人へ移籍した森福選手がCランクでしたので、ソフトバンクには何も補償がないという事になります。

プロテクトとは

A・Bランクがの選手が移籍された場合の人的補償とは、移籍したチームから旧チームは選手を1人獲得出来る事を人的補償と言われます。

ただし、誰でもお好きにというわけではなく、FA移籍先の球団は、「この選手は人的補償の対象外」とする獲得対象外の選手28名をリストアップできます。これがプロテクトです。
そしてプロテクト選手をリストアップし作った名簿がプロテクト名簿ということになり、この名簿をFA宣言選手と契約締結を公示された日から2週間以内に、旧チームへ提出する事になります。

旧チームはその名簿を見て、人的補償ありの補償にするか、人的補償なしの金銭による補償にするかを決める事ちなります。

プロテクトリスト作りは頭を悩ます

プロテクト28名とは、誰が考えたかわかりませんが、本当に絶妙な人数だなというのが個人の感想。

FA選手を獲得したチームのファンは、ネットなどで独自にプロテクト28名を考えて公表したりとしていますが、たいていは2・3名は勿体無いという選手がプロテクト漏れをしてしまいます。

相手チームの補強ポイントがどこか。
若手か実績ある選手か。
投手か野手か。

色々考えてリストを作る事になるでしょう。

今年移籍した選手は、全員が人的補償ありの選手でした。
おそらく年内・年明けになって保障の結果が出てくると思いますが、楽しみです。

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