甘酸っぱくて芯まで美味しいパイナップルの効果とは?
サックリした食感と瑞々しさ・甘酸っぱさが特徴的なパイナップル。マンゴーやパパイヤなど今でこそたくさんのトロピカルフルーツが日本にも定着していますが、パイナップルが一番最初に日本に定着した南国フルーツとも言われています。
疲労回復に
パイナップルは三大栄養素の中では糖質が多く、果物類の中では糖質の分解・エネルギー変換を助けてくれるビタミンB1も多く含まれていることから即効性のあるエネルギー源として役立つと考えられます。クエン酸やリンゴ酸も補給することでクエン酸回路(TCAサイクル)と呼ばれる糖代謝を活発化させる働きが期待されていますから、合わせて糖代謝の促進にも繋がるでしょう。クエン酸回路が潤滑に回ることは焦性ブドウ糖の蓄積抑制・乳酸の代謝を高めることにも繋がりますから、疲労蓄積の予防・疲労回復の促進も期待できます。
ビタミンB1は糖質を主なエネルギー源としている脳や神経系を正常に保つ働きもあり、不足症状として倦怠感や手足のしびれなども挙げられています。甘いものをよく食べる・お酒をよく飲む人はビタミンB1が大量に消費されてしまうことが指摘されていますから、ビタミンB1の補給からだるさや倦怠感の軽減に繋がる場合もあるそうです。
骨の形成に
パイナップルは、マンガンの含有量にも注目です。
パイナップルのマンガンの含有量は全食品の中では少ないですが、生の果物類と比較するとトップとなります。割と多めに含まれているマンゴスチンや、ドリアンと比較しても2倍以上の量を含み、いちごに至っては3.8倍にもなります。
成人の一日のマンガン摂取量は、「男性:4.0mg」「女性:3.5gm」です。通常の食生活では、過不足の心配はないと言われています。
マンガンはカルシウムやリン、銅とともに骨の形成に関わるミネラルです。骨の石灰化を促して骨や関節を丈夫する栄養で、骨粗鬆症の予防になります。
美肌効果
パイナップルにはビタミンCが比較的多く含まれていることから、抗酸化作用とコラーゲン生成促進作用によるシワやタルミなどの肌老化予防効果が期待されています。またビタミンCはチロシナーゼの働きを阻害してメラニン色素沈着を予防する働きがあるので、紫外線対策・美白(シミ予防)サポートとしても役立ってくれるそうです。
ブロメラインがタンパク質の分解・吸収を助けてくれることでお肌の原料の確保にも繋がりますし、タンパク質代謝・皮膚や粘膜の健康維持に関わるビタミンB6も比較的多いので肌をキレイに保つ働きが期待できます。
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