寒い冬も熱中症に注意!?“かくれ脱水”が引き起こす「浴室熱中症」とは?
今年の夏は記録的猛暑で熱中症対策が盛んに行われましたが、寒い冬にもかくれ脱水による熱中症に注意が必要です。冬なのになぜ熱中症が起こるのでしょうか?
冬の汗による”かくれ脱水”に注意!
乾燥している冬は、気づかないうちに皮膚や呼気から水分が蒸発してしまう「不感蒸泄」により1日あたり約1Lもの水分が失われています。特に冬は、他の季節に比べて湿度が低く空気が乾燥しやすいため、「不感蒸泄」も増加傾向となります。また、気温の低い冬は、夏よりも基礎代謝が上がるため、実は汗のかきやすい体質になっています。暖房や人の熱気で蒸し暑い通勤電車の中や、階段の上り下りなどのちょっとした運動でも汗をかき、さらに保温効果が高い冬の衣料は熱がこもり、汗も蒸発しづらくムレやすくなっています。このような状況にも関わらず体感温度の低い冬は、喉の渇きに気づかずいつのまにか脱水状態になっています。この状態が『かくれ脱水』です。脱水状態になると、血栓症やかくれ脱水の他に風邪を引きやすくなる可能性があります。喉や気管、鼻の湿り気が無くなり、付着した異物(細菌やウィルス)を外に押し出す繊毛活動がうまく働かなくなります。この繊毛活動の一つに”たん”が出るという作用がありますが、脱水により”たん”が出せなくなり肺炎を引き起こす場合もあります。
“かくれ脱水”が招く「浴室熱中症」とは?
”かくれ脱水”状態のままお風呂に浸かると「浴室熱中症」を引き起こすリスクがあります。体内の水分が不足しているため血液がドロドロになり、入浴で上昇した体内の熱を放出できないためです。 また冬場のお風呂の事故は他にも、浴室と浴室外での気温差が大きく急激な温度変化によって血圧が大きく変動することで起こる「ヒートショック」があります。「浴室熱中症」と、「ヒートショック」は最悪の場合死に至る危険性を含むため、冬場の入浴には注意が必要となります。この浴室熱中症とヒートショックにより交通事故死の約3倍にあたる17000人の方が年間亡くなられています。
“浴室熱中症”対策と入浴の健康効果
お風呂を医学的に研究している第一人者、東京都市大学人間科学部教授の早坂信哉先生は浴室熱中症に関して「入浴時の事故が圧倒的に多いのは冬です。その原因は気温が低く、乾燥している冬は、体感温度が低くのどの渇きが感じにくいため、水分不足の傾向にあります。また、いつのまにか多く汗をかいているため、かくれ脱水状態になっています。入浴では500mlくらいの汗をかくと言われていますので、脱水状態で入浴してしまうと血液がドロドロになり、入浴で上昇した体内の熱を放出できないため、熱中症を引き起こします。また、血液がドロドロですと血栓ができやすくなるため心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが高まります。特に、小さなお子様やお年寄りの方は注意が必要です。そのため日常での意識的なこまめな水分補給はもちろんですが、入浴前後に合わせて500~600mlほどの水分を摂ることが大切です。正しい入浴はとても健康に良いものです。毎日湯船に浸かる人とそうでない人を比べると、毎日湯船に浸かる人は浸からない人に比べて約1.85倍要介護になりにくいという実験結果も出ていますので、入浴は健康寿命を延ばすことに貢献できます。」とコメントされてます。
新常識!健康入浴法5つのチェックポイント
お風呂の温度は40℃:自律神経を整える
40℃程度のぬるめの温度は副交感神経が刺激され、心身ともにリラックスさせる効果があり、血圧が下がるなど効果的です。42℃を超えるお湯に浸かると交感神経の働きが活発になり、興奮状態となることで血圧が上昇します。また、血液の粘度が上がるため、血栓ができやすくなるなどのヒートショックを起こしてしまう危険性もあるので注意。
入浴時間は10分:温熱効果による血流改善
お風呂に浸かることで得られる温熱効果によって、血液の流れが良くなり、新陳代謝が活発になることで老廃物が排出されるなど、健康に効果的です。40℃の温度で10分を超える入浴は体温が上がりすぎ、冬でも浴室熱中症になる危険があるので注意が必要です。
半身浴より全身浴:冷えの改善、むくみの改善
全身浴の方が体が温まり、血流が良くなるので、冷えの改善に効果的です。また、お湯の量が多く深ければ、その分水圧が強くなることから、全身浴は下半身により大きい水圧がかかるため、足のむくみの解消などにも大きな効果があります。(※心臓や肺に疾患がある方には、水圧がかからず体温が上がりすぎない半身浴が、オススメとなります。)
入浴前後にミネラル入り麦茶を飲む:脱水対策
脱水症状や「浴室熱中症」を防ぐためには水分とミネラルを補給することが重要です。
入浴は就寝1~2時間前に:睡眠促進
お風呂に入ると体は温まります。人間は体温が下がっていく時に眠くなります。就寝1~2時間前に入浴することで、ちょうど寝る時間に体温が下がり睡眠が促進されます。また、副交感神経が優位になることで脳の興奮を静めることで眠りにつきやすくなります。
入浴時の水分補給に「燃やしま専科」
燃やしま専科は、飲むと実感できる栄養分にこだわっているスポーツドリンクです。
マリンコラーゲン使用によりコラーゲン特有のにおいをカットすることで、美味しくコラーゲンの摂取ができます。
またコラーゲンだけでなく、クエン酸・ヒアルロン酸・グルコサミン・オルニチン・ビタミンCなども効率的に配合されたクエン酸粉末スポーツ飲料です。
カロリーは100mlあたり7.36kcalしかなく、糖質も0.024gしか含まれていませんので、ダイエット中の方にもオススメ。
運動中の水分補給としてお召し上がりいただけるよう、さっぱりとしたレモン味で運動時余計に喉が乾いてしまう、ということもありません。
冷たく冷やし、さらに炭酸と割れば美味しいレモンスカッシュ、温めて飲めばホットレモンとしても美味しく飲むことが出来ます。
作り方も簡単で、サラサラの粉末を水に溶かすだけでどなたでも簡単に、いつもと同じ味で作ることが出来ます。
また用途に応じて量を調節することで、簡単に濃度の調節ができます。
毎日の健康管理・健康維持に、お子様からお年寄りまで安心して飲んでいただけるスポーツドリンクです。
出典:日常生活の水分補給の代わりに。 クエン酸・コラーゲンを含む27種類の成分がアナタの健康とキレイをサポート! クエン酸・コラーゲン粉末清涼飲料。燃やしま専科レモン風味(500g入り) | 燃やしま専科 | エナジークエスト オンラインショップ
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※春を100と仮定した際の変動の様子
参考:小池五郎「やさしい栄養学」(女子栄養大学出版部より)