西高東低と呼ばれて長いNBA。
ウェスタン・カンファレンスのプレイオフの争いはハイレベル。
プレイオフ進出のボーダーと言われる勝率5割の41勝を越えても、プレイオフに出れない時も多々あります。
今年のプレイオフ争いはどうなるでしょうか。

昨シーズンもハイレベルなプレイオフ争い

昨シーズンプレイオフ進出したチームのシーズン成績はこちらです。

①65勝17敗   ヒューストン・ロケッツ
②58勝24敗   ゴールデンステイト・ウォリアーズ
③49勝33敗   ポートランド・トレイルブレイザーズ
④48勝34敗   オクラホマシティ・サンダー
⑤48勝34敗   ユタ・ジャズ
⑥48勝34敗   ニューオリンズ・ペリカンズ
⑦47勝35敗   サンアントニオ・スパーズ
⑧47勝35敗   ミネソタ・ティンバーウルブス

8位のミネソタでも47勝もしており、3位のブレイザーズとわずか2勝の差。
そして9位のチームはデンバー・ナゲッツ。ナゲッツのシーズン成績は46勝36敗でした。
シーズン最終戦は同率で、ミネソタとナゲッツの直接対決で勝った方がプレイオフ進出という熱い展開でした。
10位のロサンゼルス・クリッパーズの42勝40敗の5割越えの成績でした。

今シーズン注目はデンバー・ナゲッツ!

今シーズンもハイレベルなプレイオフ争いになりそうなウェスタン・カンファレンス。
巷では、レブロン・ジェームスが加入した、レイカーズが昨年の35勝からどれだけ上積みして、プレイオフに絡んでくるかが注目が集まると思いますが、私が注目したいのは、昨シーズン惜しくも最終戦でプレイオフを逃した、デンバー・ナゲッツです。

今シーズン爆発しそうなニコラ・ヨキッチがセンターで軸になり、バックコートにはギャリー・ハリスとジャマール・マレー。
ハリスはキャリア4年で、毎シーズン平均得点あげてきており、今シーズンは平均20点オーバーもありえます。
ヨキッチ23歳・ハリス24歳・マレー21歳という若く成長期待できます。

さらにオフに獲得したアイザイア・トーマス。
2年前はボストンのエースとしてカンファレンス・ファイナルまで進出し、MVP投票でも5位になりました。
しかし股関節の故障から、怪我前の活躍が見れなくなり評価が下がったトーマスと1年約200万ドルのベテラン最低保障年俸で獲得。

そしてドラフトではマイケル・ポーターJrを指名。
高校時代から世代No.1と言われドラフト1位候補でしたが、昨年大学入学後すぐに腰を手術をして、大学では3試合のみの出場に終わり、ドラフトにエントリーした選手。
才能は間違いない。ただ腰の回復具合が不透明。
不安と期待が交差しながらもトップ10までには指名されるという声がありましたが、ナゲッツが指名権を持つ14位まで指名されず、ナゲッツが指名し入団となりました

ポーターJrに関しては今シーズン出れるかも不明ですが、怪我で評価を著しく落とした2人が、低評価を覆す活躍すればナゲッツにとっては大きいはずです。
2人の復活が今シーズンなくても、トーマスは1年契約、ポーターJrはまだ19歳でまだまだ先に期待できると、ノーリスク・ハイリターンの選手ではないでしょうか。

全てがうまくハマった時に、このナゲッツはプレイオフ進出だけではなく、上位シードの3位か4位もありえそうだなと思い注目してみました。

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