はじめに

ハイビスカスと聞くと南国に咲いている赤い花を思い浮かびますね。
歴史も古く、数千年前から栽培され利用されていたといい、古代エジプトの女王クレオパトラもハイビスカスを使用したティーを飲んでいたと伝わります。ハイビスカスをティーにするイメージも湧きませんが、ハイビスカスの効能などとはどんな効果があるのでしょうか?
今回はハイビスカスについて紹介したいと思います。

ハイビスカス

ハイビスカスとは、アオイ科フヨウ(ハイビスカス)属に属する低木植物の総称で食用、観賞用、繊維用など、あらゆる用途で利用されています。
ハイビスカスは、エジプトの美の女神であるヒビスを由来としており、ヒビスのように美しい花という意味を込めて名付けられたといわれています。
一般的にハイビスカスと呼ばれている南国系の真っ赤な花はハワイアン系とされており、最も代表的な花は日本名でブッソウゲ(仏桑華)といわれ、主に観賞用として親しまれています。
一方、食用のハーブとしてハーブティーやサプリメントなどに用いられているハイビスカスは、ローゼル種という品種であり、花は小さく、淡いピンク色やクリーム色などの様々な色のものが存在します。

効果

ハイビスカスからクエン酸、リンゴ酸、ポリフェノールなどを摂取することで、新陳代謝を活性化させ、肌の生まれ変わりを促進し、肌荒れを解消する効果が期待できるのです。
またハイビスカスには抗炎症作用やしわ抑制効果も報告されており、肌への機能性が注目されています。

ハイビスカスには含まれているカリウムは、利尿作用が広く知られている成分です。
ハイビスカスに含まれているクエン酸の血流を改善する作用とカリウムが持つ利尿作用によって、むくみを予防・改善する効果が期待できるといわれています。

ハイビスカスに含まれているハイビスカス酸は、アミラーゼの活性を阻害することによって、コレステロールを低減させる効果が期待されている栄養素です。
アミラーゼは消化酵素のひとつで、デンプンなどの栄養素を分解して糖質に変える作用を持ちます。
アミラーゼによってつくられる糖質はコレステロールの生成に関与しており、糖質が過剰に吸収されることが、体内におけるコレステロールの生成を増加させる要因のひとつであるといわれています。

関連するまとめ

マイコプラズマ肺炎とは?

マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマに感染することで引き起こされます。代表的な感染経路は飛沫感染です。

栃木県の地ビール「栃木マイクロブルワリー」

栃木マイクロブルワリーは、宇都宮にある小さなブルワリーです。栃木県産の豊富な農産物を利用し、野菜・果物・ハー…

動物由来感染症とは何ですか?

動物性由来感染症について調べてみました。世間を混乱させているコロナも最初はコウモリが原因だと報道されていまし…

関連するキーワード