健康や美容に大きな役割を果たす腸は、第2の脳ともいわれ、便秘や肌荒れなどの対策として、腸内環境を整えようとする消費者が増えています。
そんな取り組みの「腸活」と呼ばれています。

今までは、乳酸菌を含むヨーグルトが主流でしたが、最近は栄養価の高い、新たなスーパーフードが台頭してきていおり、腸を整える食事を提供するレストランやヨガも人気です。

腸活といえばヨーグルト。それだけ食べてればオッケー?

腸活といえば乳酸菌の摂取。ということで、ヨーグルトを食べる人も多いですね。
ただヨーグルトだけでは、なかなか腸活はうまくいかないようです。

そもそも乳酸菌には、植物性由来の乳酸菌(納豆、味噌、漬物、キムチなど)と、動物性由来の乳酸菌(ヨーグルト、チーズなど)があります。
どっちがいい・何がいいかは個人差が大きいので、偏らないように摂取する必要があるようです。

「乳酸菌は人によって合う・合わないがある」ということは、意外に知られていません。
腸内環境は個人差が大きいので、あまり1つの菌に偏りすぎると、善玉菌であってもバランスが崩れることがあります。
発酵食品はヨーグルトだけでなく、味噌や漬物などをバランス良く組み合わせて摂る。ヨーグルトも1種類に絞らず、いろいろ食べてみるのがおすすめです。
腸内環境は遺伝的な体質はもちろん、食べているものや環境、ストレスによっても変わってきます。いまの自分との相性をよく見極めるのも、良い腸活への第一歩です。

腸運動で腸活を効果的に

人間は動物の中で唯一、常に「直立二足歩行」をします。
この直立二足歩行のスタイルは、人類を大きく進歩させましたが、問題も起きました。
重力によって内臓が下のほうへ下がる圧力がかかり、腸に負担がかかるようになったのです。
この結果、腸が硬くなりやすくなり、便秘というトラブルを抱える人が多く出るようになりました。

現代社会では、さまざまな便秘薬が市販されています。
しかし、どんな薬にも副作用はありますから、やはり体質そのものを改善したいものです。人間にとって宿命ともいえる腸の問題に対処すべく開発されたのが、「腸運動」です。
腸運動をすると、腸の「蠕(ぜん)動運動」が促され、お通じがスムーズに。内側から健康になれます。

腸運動のやり方はいたって簡単です。
下腹部を膨らませたりへこませたりするだけ。立ったまま、座ったまま、あるいは寝ている状態でもできます。
腸運動は強すぎたり、早すぎたりしないように、自分の身体に合う速度と強さで行います。普通はおなかを膨らませてへこませるのを2~3秒で行い、呼吸に関係なく行います。呼吸を追加して、おなかを膨らませるときに息を吸い、へこませるとき息を吐くと腹式呼吸になります。

<腸運動のやりかた>
1.両手の親指と親指、人差し指と人差し指をつけ、親指がおへそにくるようにおなかの上にあてる。
2.ゆっくりお腹を膨らませ、次に、へこませる。膨らませるときは下腹に圧力を感じるまで押し出す。へこませる時は、おなかが背中につくイメージで。これを繰り返す。
3.最初は50回くらいからはじめて、だんだん回数を増やす。

まとめ

せっかく腸活をやるなら生活したいですよね。

腸活についてはこれ以外にも色々な情報があります。
1つの情報に偏らず、自分に合っている・無理なくやれる。
そんな腸活を目指しましょう。

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中山葵

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