「働き方改革」と聞いてまずイメージするのは“職場での改革”

Bloomoiプロジェクト調べ

東京建物株式会社のマンションブランドBrilliaは、「人生も、家も、私らしく。」をテーマに、働く女性のニーズをそのまま商品・サービスとして形にする商品開発プロジェクト「Bloomoi」を展開。Bloomoiプロジェクトは、住まいを通じて働き方改革に貢献し、女性をサポートするため、20代から50代までの有職者の男女(計400名)を対象に、「仕事に関する意識調査」を実施しました。

【働き方改革と聞いて思い浮かべるシチュエーションは?(複数回答)】の質問に対して、最も多かったのは6割以上が選択した「長時間労働の是正」(61.0%)で、2番目に多かったのが「仕事の効率化・生産性向上のサポート」(37.5%)でした。一方で、勤務場所の自由化(25.8%)や、在宅勤務の承認(22.3%)等の“職場の外”における取り組みを選択した人は少数派となっています。こうした回答から、働き方改革は、「会社でやること」・「会社がやること」というように“職場での改革”であると捉えている人が多いことが分かりました。働き方改革の推進にともない、少しずつ導入が進んでいるリモートワークや在宅勤務といった勤務形態と照らし合わせると、今後はより、“職場での改革”に限らず“職場の外での改革”にも目を向けていく必要があると考えられます。

4割を超える人が通勤に1時間以上!

“職場の外での働き方改革”のカギとなるリモートワークに関して、【リモートワークの制度を利用したいと思いますか?】と質問したところ、利用意向が最も高かったのは20代女性で、半数近い48.0%が 「リモートワークが可能であれば利用したい」と回答しました。女性は男性と比較しても、全体的に利用意向が高く、30代以上の各世代ともに「利用したいと思わない」を上回る結果となっています。一方、男性は「リモートワークが可能でも利用したいと思わない(41.0%)」という回答が主に20代で多くみられ、「利用したい(31.0%)」を上回り、女性とは反対の結果になっています。ただ、30代からリモートワークを利用したい人の割合が徐々に上がり、40代においては実に36%の男性が利用意向を示しており、およそ3人に1人は利用意向があることを考えると、男性・女性共にリモートワーク・在宅勤務が選択肢の一つになる時代になってきていると言えそうです。

Bloomoiプロジェクト調べ

では、なぜリモートワークを希望するのか。【リモートワークのメリットは何だと思いますか?(複数回答)】の質問に対し、最も多かったのは「移動時間・通勤時間が減る(59.5%)」でした。実際に、どのくらい通勤時間に割いているのかというと、4割以上の人が通勤に1時間以上かけているという状況で、中には3時間以上かけている人(2.3%)もいました。仮に1時間通勤としたとき、年間の営業日数252日(厚生労働省 平成29年就労条件総合調査に基づく)で考えると、すべてリモートワークに置き換えられたときには約250時間の時間効果が生まれることになります。週に5日勤務のところ2日をリモートワークに置き換えた場合だと、約100時間が自由時間になる計算です。リモートワークを週に数回でも利用することにより、生み出された時間を「休息」や「趣味・習い事」「友人・家族とのコミュニケーション」に割くことが可能になると考えると、リモートワークが有意義な取り組みであることがわかります。こうした“職場の外での改革”を積極的に取り入れることが、結果として各個人の人生を充実させることにつながると考えられます。

住まいでも働き方改革

Bloomoiプロジェクト調べ

“住まいでの働き方改革”をサポートするため、どのような住まい環境が仕事効率を上げるのか明らかにするため、【ご自宅で仕事をする上で重要なのはどのような環境ですか?(複数回答)】と質問した結果、最も多かったのが、「ネットワーク等のインフラ環境」で54.6%、次いで「集中しやすい環境(53.8%)」、3番目に「リラックスできる環境(37.0%)」となりました。

ゆとり時間の使い道に男女差!悩める男性と悩まぬ女性

リモートワークや在宅勤務の実現によりゆとり時間が生まれると考えられますが、今回そのゆとりの時間の使い道についても調査を取ってみたそうです。ゆとり時間の使い道として、全体で最も多かったのが「休息(68.0%)」で、「趣味・習い事(45.0%)」がそれに続くという結果でした。

Bloomoiプロジェクト調べ

ユニークな男女差が見られたのは「何をしたらいいかわからない」という回答で、全体的に男性の方が同回答を選択した人が多い傾向となりました。特に30代男女で比較すると、女性は0%と全く迷いが見られないのに対して、男性は14%が「何をしたらいいかわからない」という迷いを見せています。

“ゆとり時間迷子”にならないためにも、働き方改革そのものだけではなく、その先の「どのようなライフスタイルを実現したいか」に視点を向けることが、より豊かな生活を送るためのヒントとなりそうです。

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