「ゲリラ豪雨」とは

「ゲリラ豪雨」とは、気象庁では認められていない「局地的豪雨」「集中豪雨」の俗称で、特徴としては、予測できない積乱雲の発生により短時間に局地的な豪雨が起こる現象で、7~9月にかけて起こることが多いようです。

突発的に降ることと、発生の予測が難しいことから、軍事用語である「ゲリラ(無許可で少人数かつ短時間で行なうこと)」が由来となっています。「ゲリラ豪雨」の恐ろしさは降る雨の強さ以上に、降った雨が短時間で低地に集中的に集まり、その地域に大きな被害をもたらすことで、近年では新しい都市型災害の一つとされています。 

「ゲリラ豪雨」は、なぜ起こる?

「ゲリラ豪雨」の原因として挙げられるのが、地球温暖化による気温の上昇と言われています。気温が上昇すると水蒸気の発生量が増加し、大気中の水蒸気量も多くなるからという理由です。ですが、都市で起こる「ゲリラ豪雨」の一番の要因は、ヒートアイランド現象と考えられます。

「ヒートアイランド現象」は、都市部で続々と高層ビルの建設がされ、都市整備が充実するによって、太陽熱を蓄えやすいコンクリート建造物や、水の蒸散を防ぐ舗装道路の激増、自動車や建物冷房による排熱量の増大が絡み合い、引き起こされる現象です。

ヒートアイランド現象によって発生する上昇気流が、海からの湿った空気を呼び込み、それが発達した積乱雲になり、「ゲリラ豪雨」を発生させていると考えられています。ビル風という言葉があるように、呼び込まれた湿った空気たちはビル群が壁になり、上に行くしか方法が無く、局地的な大積乱雲が出来るのはそのためだとされています。

「大気の状態が不安定」は要注意!!

「ゲリラ豪雨」の発生は予測が難しいですが、降る直前に動向をつかめれば、少なくともびしょ濡れになるようなことは防ぐことができます。天気予報で「大気の状態が不安定」という言葉を聞いたら、要注意!原因となる積乱雲は大気の状態が不安定な場合に発達するので、「ゲリラ豪雨」が来ると考えておいた方が良いかもしれません。

また、最近では、リアルタイムの様子を伝えるWebサイトやアプリがあり、これを使って情報を集めるのも効果的と言えます。

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