昆布茶とは

昆布茶は、コンブを乾燥させ細かく刻んだり粉末状にしたものに湯をそそいで飲む飲み物で、軽く塩味をつけたものや、あられを配合したり、玉露を加えりして飲みます。
昆布の旨みとお茶を飲む習慣から、古くから楽しまれ、風味茶の一つとして江戸時代には既に存在していたそうです。
そんな昆布茶ですが、凄い健康効果があるんです。

昆布茶の健康効果

【便秘・むくみの改善】
昆布の健康成分として注目されているのが粘り成分とも呼ばれる「アルギン酸」や「フコイダン」。これらは水溶性食物繊維の一種に分類されており、腸内善玉菌のエサとなって善玉菌の活性化・増加・腸内にたまった老廃物を便として排出させる働きがあります。このため昆布は便秘改善や腸内フローラを整える働きがある食材とされています。
またナトリウム排出を促すことで体内の水分バランスを調節するカリウム、カリウムの体内移動をサポートしたり体液循環を正常に保つ働きがあるマグネシウム、不足することでむくみを起こしやすくなるヨードなどむくみ改善に役立つミネラルも昆布には豊富に含まれています。お茶として飲む場合はミネラルなどの栄養素が一部溶け出す程度ですが、粉末状の昆布茶であれば余すところ無く成分を摂取できるのも嬉しいですね。

【ミネラル補給・胃腸機能のサポート】
昆布にはカルシウム、鉄、マグネシウム、カリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。また昆布のミネラルは人によってバランスの良い配合をしており、吸収率が高いとする説もあります。栄養可の偏りが気になる方には天然のミネラル補給源として役立ってくれますし、成長を促進する甲状腺ホルモンの原料となるヨードや骨の形成・整腸をサポートするカルシウムなどが豊富なのでお子様の成長サポートとしても良いと言われています。
また昆布の粘り成分であるフコイダンには胃粘膜の保護作用・ピロリ菌を吸着して体外へと排出する働きが認められています。うま味成分という印象が強いアミノ酸のグルタミン酸も、脳が食事をしたと感じて唾液・胃液分泌を促すことで消化促進にも役立ちます。食欲増進にも役立つと言われていますので、フコイダンの胃腸粘膜保護作用と合わせて食事→栄養吸収をサポートしてくれるでしょう。そのほか食物繊維をしっかりと食べ続けること消化器官の細胞が増加し、タンパク質・糖質分解酵素の働きを高める働きも期待できると言われています。

【二日酔い対策・疲労回復】
昆布茶には代謝を高めるビタミンB群、補酵素として働くことで代謝を助けてくれるマグネシウムや亜鉛などのミネラルが含まれています。ミネラル類とビタミンB群によって代謝が促されることで疲労物質の分解促進に役立つと考えられています。またアルギニン酸も体組織の修復や脳の疲労回復などに関わる成長ホルモンの分泌を促すことで疲労回復促進効果が期待出来る成分ですから、相乗して疲労回復効果が期待できます。
フコイダンにはアセトアルデヒドの生成抑制作用が報告されています。アセトアルデヒドはアルコールを分解する過程で発生する物質ですが、毒性が高いため二日酔いの原因物質とも呼ばれている存在です。昆布にはフコイダン以外にもアルコール分解を助けるビタミンB1やナイアシンなどのビタミンB群が含まれていますから、悪酔い・二日酔い対策に役立ってくれるでしょう。
肝臓は体内の老廃物や毒素の処理を担っている臓器で、負担が多く疲弊している場合は慢性的な疲労・倦怠感などのの原因ともなります。昆布茶には肝臓の働きをサポートしてくれる成分が多く含まれていますから、間接的にも疲労・疲労感の回復を助けてくれると考えられます。
ちなみに梅昆布茶の場合は梅干しに含まれているピクリン酸は肝臓の機能活性化・クエン酸はクエン酸回路(TCAサイクル)を活発化させて疲労回復サポート効果が期待できます。昆布の栄養成分との相乗効果が期待できますから、二日酔いや疲れが抜けないと感じる朝には梅昆布茶を取り入れてみると良いかもしれません。

【貧血・冷え性改善】
昆布は鉄分を豊富に含む海藻です。昆布茶の場合は一回量は少ないものの浸出ではなく素材丸ごとを使うため、水に溶けにくい鉄分も余すとこと無く補給できると考えられています。一回に摂取できる量はどれも微量ですが、造血を助ける亜鉛や銅などのミネラルも合わせて摂取することが出来ますので、不足しがちな鉄分補給にも昆布茶は一役買ってくれるでしょう。
直接的に体を温める成分は含まれていませんが、貧血改善+便通改善や腸内フローラを整える働きから代謝・血行促進作用が期待できること、ヨウ素やマグネシウムなど不足すると冷えの原因となるミネラルが含まれていることなどから冷え性改善にも効果が期待されています。

【ストレス対策・リラックス用に】
昆布には神経の興奮を落ち着ける作用があるとされるカルシウムが豊富に含まれています。カルシウムとバランスを取り合う形で働いているマグネシウムも含んでいますから、ストレスやイライラを和らげてリラックスさせる働きも期待されています。

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takuji

こんにちわ。
クエン酸と、テニス大好き少年です。プレーするのも、観戦するのも大好きです。
得意なのはフォアストロークです。アプローチから相手を追い込み、ボレーで決めるのが
基本的なスタイルです。苦手なのはバックです。弱点を隠し、なるべくフォアに回り込んで打つ癖で、弱点が余計に目立つようになりました。
これからも、弱点から逃げずにバックを克服していきます。

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