日光の中の紫外線は、オゾン層や成層圏の酸素分子に吸収されるので、地上に届くのは数パーセントです。 しかし、オゾン層の破壊によって地上に届く紫外線の量が増えてきているので、日焼けが気になる女性だけでなく、赤ちゃんからお年寄りまで全ての人に紫外線対策が必要です。

紫外線による皮膚の老化は10才代から始まっており、一生の間に浴びる紫外線の半分を18才までに浴びると言われているので、特に子供の頃の紫外線対策が重要です。

紫外線とは

紫外線は1年中降り注いでいますが、4月から9月が最も多く、 夏至は冬至の5倍になります。時間帯では午前10時から午後3時が多く、この時間帯の外出は特に注意が必要です。 また、紫外線は薄い窓ガラスは通過しますし、曇りの日でも快晴時の5~6割、雨の日も3割程度は降り注ぐので、油断はできません。

地上に届く紫外線は、波長の長いUVAと、比較的短いUVBがあります。UVBは夏に多く、いわゆる日焼けを起こす紫外線です。やけどのような炎症を起こしたり、DNAを傷つけたりします。 UVAはUVBのような激しい症状は起こしませんが、皮膚の表皮の下の真皮にまで到達し、 じわじわと組織を傷つけます。皮膚に張りがなくなり、しわができやすくなります。

紫外線対策

紫外線を防ぐ方法としては、サンスクリーン剤(日焼け止め)を塗ることがあります。 サンスクリーン剤に表示されている、SPFやPAは紫外線の防御指数です。 SPFはUVBの防御指数で、数値が高いほど効果が高くなります。PAはUVAの防御指数で、+、++、+++の3段階があり、 +の数が多いほど効果が高くなります。

日常生活での紫外線を防ぐには、SPF10~20、PA+~++が目安です。 山岳では高度が1000m上昇するとUVB量が10~20%増え、雪面ではほぼ100%、水面でもかなりの量が反射するので、スポーツやレジャー時は効果が高いものやウォータープルーフタイプのものが良いでしょう。 肌が弱い人は紫外線吸収剤を使っていないノンケミカルタイプのものを選ぶと良いでしょう。

また、サンスクリーン剤だけではなく、窓ガラスに紫外線防御フィルムを貼ったり、帽子や日傘、衣類等で紫外線を遮ることも大切です。

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