疲労回復

らっきょうには、硫化アリルの一種であるアリシンと呼ばれる栄養が含まれています。らっきょう独特の香り成分で、同じくユリ科のにんにくやネギなどにも含まれている栄養です。
アリシンは疲労回復に欠かせないビタミンB1の吸収を高めるとともに、炭水化物の代謝を促してエネルギーの生成をサポートする効能があります。
アリシンとビタミンB1が結合することで、アリチアミンという成分に変化し、体内に長時間留まることができるため、疲労回復作用を持続させることができます。
アリシンは食欲の増進や、油分の消化を助ける働きもする栄養です。ビタミンB1が豊富な豚肉入りのカレーとの相性が良く、夏バテの予防におすすめです。

血栓予防

血小板の凝集を抑えて血栓を予防します。
ジアリルスルフィドは、解毒作用や活性酸素の除去だけでなく、血液の凝固を抑える効能もありますが、アリシンにも血栓を防ぐ作用があります。
この2つの成分が血液をサラサラにして血流を促進し、血液凝固に関連する動脈硬化や心臓病の予防などの効果や効能が期待できます。
ちなみに、ジアリルスルフィドはらっきょうの他に、わさびやニラなどに多く含まれている栄養です。

整腸作用

らっきょうには水溶性食物繊維が豊富に含まれています。水溶性食物繊維は、体内の水分でドロドロに溶けて、腸内の老廃物を巻き込んで一緒に排出してくれる効果があるので、便秘で悩んでいる方にも効果的ですし、腸内をスッキリさせることで、デトックス効果も期待できます。
便秘になると、お腹が張って苦しくなる事はもちろん、ぽっこりお腹の原因になり、見た目もあまりよくありません。さらに、体内の毒素の約75%は便に含まれ排出されると言われているので、便が出ずに長い期間腸に溜まっているというのは、腸にとってもよくない状況です。
何日間も便が出ないという状況を避けるためにも、日ごろから多くの食物繊維を摂取し、腸内環境をスッキリさせるように心がけましょう。

関連するまとめ

最近人気の「ブロッコリー」!実は捨てられがちな部分に栄養が豊富!

冬から春先にかけて旬を迎える「ブロッコリー」が最近なにかと人気ですが、一番栄養が詰まっているところが捨てられ…

カルシウムが豊富!冬を代表する緑黄色野菜「小松菜」

冬が旬の「小松菜」は、カルシウムが豊富な緑黄色野菜です。その含有量は牛乳やヨーグルトよりも多いなんて、意外で…

関連するキーワード