
とうがらしに含まれているカプサイシンが注目されています。
とうがらしは、カレーや中華料理、エスニック料理など世界中の料理に利用され、今や欠かすことのできない香辛料のひとつです。
1、とうがらしとは
とうがらしは、カレーや中華料理、エスニック料理など世界中の料理に利用され、今や欠かすことのできない香辛料のひとつです。日本では細長い「鷹の爪」が一般的でしたが、最近では「ハバネロ」のように小さくて丸みのあるものや、楕円形の「ハラペーニョ」、辛味がおだやかで丸ごと食べられるものなどいろいろな種類のとうがらしが出回るようになりました。
ちなみに、とうがらしには「青とうがらし」と「赤とうがらし」がありますが、未熟なものが青とうがらしで、熟したものが赤とうがらしです。
とうがらしの中には大型で辛味のないものもありますが、そのようなものは「ピーマン」や「パプリカ」、「シシトウガラシ」などに分類されます。
2、とうがらしの効果とは
「カプサイシン」は、とうがらしに含まれている辛さの主成分です。
カプサイシンには、味覚や嗅覚を刺激して、食欲を増進させる働きをするそうです。カプサイシンを体内に摂取すると、積極的に脂肪がエネルギーに代わるので、体温が一時的に高くなったり、汗が出てきやすくなったりするのです。体内に蓄積された脂肪を燃やすということで、肥満の予防にもなり、ダイエットにも効果的と言われてます。
ただし、カプサイシンの辛味成分は刺激が強いため、摂取し過ぎると味覚が麻痺したり、胃の粘膜を傷つけてしまったりして、却って体に逆効果になるので、食べる時には摂り過ぎに注意が必要です。 カプサイシンの効果は他にも認められていて、体を温めるという刺激作用を期待してカプサイシンを練りこんだ肌着や靴下が製品化されたり、カプサイシンの刺激成分を防犯用の撃退スプレーなどに配合したものが製品化されたりして、食用以外の用途にも応用されています。
3、とうがらしの選び方
とうがらしは、赤色が鮮やかなほうが良いのは、言うまでもありません。表面にはツヤがあるものを選びましょう。
色が褪せてきているものは、古くなってきていますので、気をつけましょう。