長かったレギュラーシーズンが終わり、15日からはプレイオフが始まります。
シーズン中盤から激戦が続いたウェスタンカンファレンスは、イースタン以上に混沌としていました。
順位確定しているの1位と2位のみ。さらにプレイオフ進出残り1枠を2チームで争うと、非常に面白かった最終日を振り返ります。
まずは9位までのウェスタンカンファレンスの昨日までの順位です。最終日でした。
まずはプレイオフ進出の8チームの最終日までの順位です。

順位確定しているチームは2チーム

①65勝16敗    ヒューストン・ロケッツ(シーズン1位・リーグ1位確定)
②58勝24敗   ゴールデンステイト・ウォリアーズ(シーズン2位確定)
③48勝33敗   ユタ・ジャズ(プレイオフ確定)
④48勝33敗   ポートランド・トレイルブレイザーズ(プレイオフ確定)
⑤47勝34敗   ニューオリンズ・ペリカンズ(プレイオフ確定)
⑥47勝34敗   サンアントニオ・スパーズ(プレイオフ確定)
⑦47勝34敗   オクラホマシティ・サンダー(プレイオフ確定)
⑧46勝35敗   ミネソタ・ティンバーウルブス
⑨46勝35敗   デンバー・ナゲッツ

今年のウェスタンのレギュラーシーズン1位はヒューストン・ロケッツ。65勝オーバーはもちろん球団記録。大本命ウォリアーズを抑えての1位フィニッシュは素晴らしい。エースのハーデンはMVP確定でしょう。
2位のウォリアーズ。シーズン終盤にスターター3名が欠場続きとなる不運に見舞われてシーズン1位は3年連続でストップとなりました。
そして3位以下のこの混沌具合です。ここ1・2週間は本当に毎日順位が入れ替わる大混戦。どこも抜けきれず、最終日を迎えてもこんな状態でした。
最終日の結果次第では、ガラリと入れ替わる可能性を秘めていました。

残り1枠を争う2チームは、最終日にまさかの直接対決

⑧46勝35敗   ミネソタ・ティンバーウルブス
⑨46勝35敗   デンバー・ナゲッツ
シーズンスケジュールを組んだシステムがどんなプログラムなのかわかりませんが、天才的ですね。残り1枠のプレイオフ進出を争う2チームは今日直接対決。泣いても笑って勝った方がプレイオフ進出です。
舞台はティンバーウルブスのホームです。シーズン対戦は2勝1敗でウルブスが勝ち越していますが、4月6日の試合にはナゲッツが勝利しています。

今年のティンバーウルブスはオールスター前までウェスタン3位か4位をキープ。貯金も10以上あって、03-04シーズン以来のプレイオフ進出も現実的でしたが、オールスター明け初戦に、大黒柱のジミー・バトラーが離脱。そこから狂い出した歯車は戻らず、ついにプレイオフを懸けての最終戦となりました。
プラス材料はジミー・バトラーが2試合前に復帰して2連勝しているところでしょうか。そしてホームで戦えるのだいぶ有利でしょう。

そして逆転でプレイオフを狙うデンバーナゲッツ。オールスター明け23試合で14勝9敗。現在6連勝中。この6連勝でプレイオフ争いに踏み止まりました。
プレイオフ争いが激しくなりだすと、このナゲッツみたいに本当に負けないんですよね。それをシーズン始まった時からやってくれよと思うのが、プレイオフ争いをしてる時のファンの気持ちでしょうか。
ナゲッツも12-13シーズン以来のプレイオフ進出を懸けての最終戦です。ロードでの試合ですが、負けられないですね。

プレイオフ進出チーム同士での直接対決

プレイオフオフ進出をかけての直接対決だけではなく、プレイオフ確定したチーム同士の直接対決も2カードありました。

③48勝33敗ユタ・ジャズ
④48勝33敗ポートランド・トレイルブレイザーズ
まずは勝てば3位確定するこのカード。
負けるともしかすると、5位か6位まで落ちてしまう可能性もあり、プレイオフ1stラウンドでのホームコートアドバンテージを確実にする為にも負けられない試合だったでしょう。

⑤47勝34敗   ニューオリンズ・ペリカンズ
⑥47勝34敗   サンアントニオ・スパーズ
こちらのカードは、ジャズ対ブレイザーズの結果次第では4位に滑り込める可能性がり、負ければ7位に落とす可能性もあるカードです。
他の試合結果次第ですが、プレイオフ1stラウンドのホームコートアドバンテージが取れる可能性があるだけに、下手に手は抜けないとこでしょう。

最終日にプレイオフ決める直接対決だけではなく、こんな2カードも組まれているとは、本当に日程決めたシステムはミラクルですね。

シーズン終了時順位

プレイオフオフが絡むチームの直接対決が3カードもあった最終日でしたが、シーズン最終順位はこちら。

①65勝17敗    ヒューストン・ロケッツ
②58勝24敗   ゴールデンステイト・ウォリアーズ
③49勝33敗   ポートランド・トレイルブレイザーズ
④48勝34敗   オクラホマシティ・サンダー
⑤48勝34敗   ユタ・ジャズ
⑥48勝34敗   ニューオリンズ・ペリカンズ
⑦47勝35敗   サンアントニオ・スパーズ
⑧47勝35敗   ミネソタ・ティンバーウルブス

プレイオフ残り1枠は、デンバー・ナゲッツとのオーバータイムまでもつれた試合を制したウルブスがプレイオフ進出となりました。
最終順位にも変動があり、7位だったサンダーが4位まで上がり、3位だったジャズが5位まで落ちてしまいました。
ここまで混沌としたシーズンは記憶になかったウェスタンカンファレンスのシーズンでした。

いよいよ始まるプレイオフ。
レギュラーシーズン以上に、フィジカルな試合が増えます。
3年連続ウェスタンのプレイオフを制してるウォリアーズが今シーズンも制するのか。
それとも、シーズン1位のヒューストン・ロケッツが、あのオラジュワン時代以来のNBAファイナル進出するのか。
プレイオフは15日開始です。

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