『聖地』
文化・スポーツにおいては、特定の産業や文化・風俗の発祥地、シンボルとなる施設や、そのカテゴリにおいて最高峰のイベントが開催される場所が聖地と称される場合ですね。
高校野球における阪神甲子園球場や、大相撲における両国国技館、高校ラグビーにおける東大阪市花園ラグビー場などがそうでしょうか。

そんななか、いろんなものの聖地とされている、マディソンスクエアガーデンを簡単にご紹介。

マディソン・スクエア・ガーデンは、アメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタン区の8番街と31-33丁目にあるスポーツアリーナおよび、エンターテイメント会場です。

収容人数はカテゴリーによっては違い、下記の通りですが、約20000人収容できるアリーナです。
19,033人（バスケットボール）
17,200人（アイスホッケー）
20,000人（コンサート）
20,789人（ボクシング）
22,292人（レスリング）

マディソン・スクエア・ガーデンの建物は過去に4回の移設があり、一番初めにあった場所が実際にマディソン・スクエアという名前だった。現在の建物は1968年に完成しています。

大都市ニューヨークにあるスポーツアリーナということで、マディソンスクエアガーデンをホームアリーナにしているチームもあります。

バスケットボールのNBAでは、ニューヨーク・ニックス
アイスホッケーのNHでは、ニューヨーク・レンジャース
ラクロスのNLLでは、ニューヨーク・タイタンズ
これらのチームがホームタウンにしています。

マディソンスクエアガーデンで試合をする事は、相手チームの選手からしても特別なようで、異常に燃える選手も多いです。

私のマディソンスクエアガーデンで印象に残り試合は、NBAの2試合です。
まずは１９９４年のプレイオフ、イースタンカンファレンスファイナル第５戦の、ニューヨーク・ニックスvsインディアナ・ペイサーズの試合。
ペイサーズのエース、レジーミラーが第４Ｑの１２分間でなんと２５得点！１試合合計３９得点を挙げ、チームも９３－８６で勝利。
この第4Qではレジーミラーのシュートが入る入る。アリーナからはミラーがシュート打つ度に悲鳴にも似た声が響き渡っていました。

さらに翌年の１９９５年イースタン・カンファレンスセミファイナル第１戦！
またもやペイサーズのレジーミラーにやられます。
試合終了まで残り１６．４秒で６点差でニックスがリードしていましたが、そこからレジーミラーは３Ｐを２本、フリースロー２本で８得点して、１０７－１０５でペイサーズの逆転勝利。
この時のプレイがすごくてまず１本目の３Ｐを決めたあと、エンドラインからのスローインをスティールして、自ら３Ｐラインまでドリブルで下がり、２本目の３Ｐを決めるという離れ業をやってのけます。
アリーナが静まりかえった時間でした。

どちらもyoutubeに上がっていますので、お暇な時に是非見てみてください

19世紀からプロレス・ボクシングの試合が行われ、WWEがWWWF時代よりマディソンスクエアガーデンを本拠地として定期戦を行い、年間最大の大会であるレッスルマニアを最初に行った会場という所以で格闘技の殿堂」としても馴染みが深い会場であり、ジャイアント馬場、アントニオ猪木、藤波辰巳ら日本人レスラーもマディソンスクエアガーデンのリングに上がり活躍していています。

また、ニューヨークという世界的に影響力のある都市の主要コンサート会場であることから、世界中のロックミュージシャンなどがこの会場を目指しており、L’Arc〜en〜CielやX JAPANもライブを行なっています。

世界的大都市のニューヨーク。
見るとこはいっぱいありますが、マディソンスクエアガーデンを候補の一つに入れてみてはいかかでしょうか。