アルコールアレルギーとは

「アルコールアレルギー」とは通り名のようなもので、「アルコール過敏症」「アルコール不耐性」と呼ばれます。

アルコールが体内に入る、または体に触れることでアレルギーのような症状が出てしまう人がいる、とのことです。

具体的には

・酒類を口にすると顔が赤くなる
・かぶれる
・下痢を引き起こす
・アルコールに触れた部分が腫れる、赤くなる
・くしゃみや鼻水、喘息を引き起こすことも

「食物不耐性」とは?

では、アルコールに話を限定する前に、食べ物・飲み物に対する「不耐性」と言うことについて簡単に説明します。

「食物不耐性」とは、特定の食べ物を摂取することで上に挙げたような症状が起きるもの。酵素不足などの消化異常が原因です。

人口の約20パーセントは何らかの食物不耐症を持っていると言われますが、症状の多くは遅れて発生したり、命に関わる症状が出にくかったりするために気づかない場合も多いようです。

発症の原因について知っておこう

体内にアルコールを解する酵素を持っていない人が、上記で挙げたような症状を引き起こす「アルコール不耐性」。

お酒の摂取はもちろん、気を付けなければいけないのは、お酒が入ったスイーツ(ケーキやチョコレートなど)を食べただけでも発症する場合があること。

またお酒を摂取しない場合でも、化粧品に配合されたアルコール成分や注射前のアルコール消毒でもかぶれたり、赤くなったりすることもあります。

注射の前に、看護師さんに「消毒のアルコールは大丈夫ですか?」と必ず聞かれると思いますが、これはアルコールに対してトラブルが起きないかどうか確認しているからなんですね。
日本人の約5パーセントが、この「アルコール不耐性」に該当すると言われています。

アレルギーを軽く見てはいけません!

「アルコールアレルギー」と呼ばれているものがどんなものか知っていただけたでしょうか?

アレルギーのような症状が出るものになりますので、軽く見ていると大変な事態に発展することもありますから、自分がアルコールに耐性がない場合は十分な注意を。

そして周囲にこのような症状が出る人がいると知った時は、さりげなく気配りしてあげましょう。

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