疲労回復効果

梨には糖代謝を行う代謝を行うTCAサイクル(クエン酸回路)の活性化に役立つリンゴ酸やクエン酸などの有機酸、エネルギー源であるブドウ糖などが含まれています。また含有量は多くはありませんが、クエン酸回路を円滑に回すサポートをしてくれるアミノ酸のアスパラギン酸も含まれています。これらの成分が相乗して働くことで即効性のあるエネルギー源となり、疲労回復も助けてくれると考えられています。

高血圧予防に

梨はカリウムを含むことから高血圧予防に良いと考えられています。カリウム含有量は100gあたり140mgと際立って多いわけではありませんが、不足分の補給源としては役立ってくれるそうです。食物繊維の一種リグニンにもコレステロール値抑制などの働きが期待されています、タンニンなどのポリフェノールも含むため、血液循環のサポートという点からも高血圧予防に繋がると考えられます。

便秘解消

梨は便秘改善の効能に優れた果物です。
梨のシャリシャリとした独特の食感は、石細胞(せきさいぼう)のペントザンと、食物繊維の一種であるリグニンによるものです。
ペントザンは、リグニンと同じく不溶性食物繊維と同じような働きをするため、腸の蠕動運動を促し、便通改善に作用します。
また、整腸作用のあるソルビトール(糖アルコールの一種)も含まれているため、食物繊維との相乗効果で便通がさらによくなり、大腸がんの予防にも効果があります。

和梨と洋梨の違い

見た目の違いは一目瞭然ですが、食感や味わいにも違いがあります。
和梨の特徴は、何と言ってあの独特のシャリシャリとした食感に、みずみずしく甘酸っぱさがあります。一方、洋梨はねっとりととろけるような食感に、甘みと香りが強い特徴があります。
含まれる栄養では、食物繊維量が洋梨が2倍ほど多く含んでる以外は、さほど変わりません。また、和梨は皮を剥いてそのまま食べることが多いですが、洋梨は生はもちろん、タルトやケーキ、コーンポートなどもおすすめです。

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