先週日曜日は京都競馬場にて、第111回京都記念が行われ藤岡祐介騎手騎乗の4番人気クリンチャーが見事に重賞初制覇を成し遂げました。正直、スタートはあまり良くなく、先手必勝かと思っていたことから連対の可能性は薄いかなと思っていたものの、道中は4番手追走し、直線ではグンっと馬群の真ん中から突き抜けて差し切りを見せ勝ちきった内容でした。1馬身差の2着には川田騎手騎乗の皐月賞馬アルアインが、3着には1番人気のダービー馬レイデオロが入り、連対したのは谷間の世代とやゆされつづけていた明け4歳馬で決着したレースでした。やはり昨年の3歳馬はレベルが高かったというのを証明したそんなレースでした。

レース内容

スタートはややバラついた感じでした。リードを取ったのは当初の予想通りクロコスミア。その後ろにプリメラアスールで、1馬身ほど空いてミッキーロケット。そしてやや出遅れたクリンチャーがこの日は二の足よく4番手まで持ち直しての追走となりました。そこから更に1馬身空いてアルアイン、更に離れたところにスタートでもたついたレイデオロ。3馬身離れてディアドラがまさかの中団に、そしてモズカッチャンがやや後方からのレース。ケントオー、そして最後方にアクションスターといった隊列となりました。
クロコスミアがつくるペースで、前半1000mは63秒かなりのスロー。番手は変わらず3コーナーへと突入した時にレイデオロが徐々に前進をはじめミッキーロケット並びかけ最終コーナーへ。直線で前を向いてからは粘るクロコスミアとミッキーロケットが失速し後退。変わって最内からはモズカッチャンがグンっと一瞬の切れ味ででて先頭に立つものの、真ん中からはクリンチャーがトップスピードにギアを入れて応戦。外からはアルアインもトップギアで伸びて来て、更に大外からはレイデオロも応戦。ラスト100mでクリンチャーが更に伸びて突き抜け1着フィニッシュ。2着争いはやはりトップギアの質を活かしたアルアインが、3着には粘るモズカッチャンをレイデオロがハナ差で差しなんとか3着を死守といったレースでした。

クリンチャー

クリンチャーは菊花賞以来となる休み明けなんのその。今回もチカラのいる馬場で結果を出して、重賞レースの初勝利が京都記念G2レースと素晴らしい結果出しました。日本ダービーでは完敗したレイデオロにもリベンジし、これで対レイデオロは皐月賞含めて2勝1敗という戦績。G1レースに出ても引けを取らないポテンシャル面も引き出せたのかもしれません。大阪杯ではキッチリ仕上げて、更にルメール騎手となるレイデオロに、再度勝ち切ってほしいかなとおもっています。
そして今回はアルアインのトップスピードにも競り勝ったというのは、今後のレースでもチェックを入れる必要が出てくるのかなと。そして讃えるべきは藤岡祐介騎手かなとも思っています。このままクリンチャー×藤岡祐介を貫いて欲しいというのがクリンチャーファンの願いです。

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