その粘りはまさにノーザンダンサー系!今年の共同通信杯
昨年はスワーヴリチャード勝った共同通信杯。まさに登竜門といった感じです。
先週の日曜日に、東京競馬場にて第52回共同通信杯が行われ、北村宏司騎手騎乗の6番人気オウケンムーンが先頭集団からの追走で、最後の直線で抜け出して優勝し、重賞レースの初勝利となりました。鞍上の北村宏司騎手は2004年のマイネルデュプレにつづきえ、このレースでは2勝目を挙げました。2着には3/4馬身差でムーア騎手騎乗のサトノソルタスが、3着には1馬身1/4差でミナクリ騎手騎乗の10番人気エイムアンドエンドが入りました。1番人気に推された武豊騎手騎乗のグレイルは健闘むなしく7着と沈んだ結果となりました。
レース内容
スタートはほぼ揃って飛び出した感じでした。その中でエイムアンドエンドが抜け出して先頭へ。それに並んでコスモイグナーツ、更にブラゾンダムールも続いた感じでした。そこから1馬身あいてオウケンムーンが追走し外目からはトッカータ。差がなく重馬場にめっぽう強いアメリカンワールドとムーア騎手騎乗のサトノソルタスが並走。更に空いてカフジバンガードとグレイルが中団やや後方からの追走となりました。後方集団には2番人気ルメール騎手騎乗のステイフーリッシュ、ゴーフォザサミット、そして最後方にはリュウノユキナといった流れでした。先頭から後方までやや縦長に伸びた馬群で展開。コスモイグナーツが最終的にはハナを取り、1000m通過タイムは60秒2と平均ペース。コスモイグナーツが単騎逃げで4馬身ほど空いたところにエイムアンド。外からはグレイルが徐々に前に前進して最終コーナー突入。直線を向くと、4馬身あったコスモイグナーツのリードがジワジワとなくなり、残り400mでエイムアンドエンドが2番手からジワリジワリと差を詰めて接近。オウケンムーンがインから進出開始し、残り200mでオウケンムーンが鋭く伸びて一気に先頭へ。更に外からサトノソルタスが来て、完全に二頭の一騎打ち。そのままオウケンムーンが鋭くトップギア持久戦を勝ち抜いて1着フィニッシュと。そしてサトノソルタスが2着に続き、1馬身以上空いてエイムアンドエンドが入りました。皐月賞に向けて、ダノンプレミアムたちに立ちはだかる刺客現るといった鋭く長い脚を使う馬が出てきました。
オウケンムーン
勝ったオウケンムーンはこれで3連勝の3-0-0-1。皐月賞に向けて良いイメージで迎えそうな勢いを見せてくれました。新潟競馬場の未勝利戦ではレーコード勝ちと、粘り強く、また基礎スピード面もそこそこやるといった感じです。今後のクラシック戦線で注目をしたい馬で、この馬にとってやや流れてしぶとく残るといったペースに持ち込めると強さを発揮しそうな感じです。オウケンムーンの母型はノーザンダンサー系。忍耐強く、優れた順応性でダートで活躍した馬も多い血統。馬場関係なく走ってくれそうな一頭に注目ですね。
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神宮球場のライトスタンドと西武ドームの3塁側に出没する率が高めの、ホルモン(特にマルチョウ)大好き40歳です。週末は娘と散歩をするのが私にとってのストレス発散方法です。
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