第52回サンケイスポーツ賞フローラステークス

上位三頭に、5月21日に行われるオークス(優駿牝馬)の優先出走権が与えられる、いわばオークスの前哨戦。先日の3歳牝馬クラシック第1戦の桜花賞では、絶大人気で出走したソウルスターリングがまさかの惨敗を喫したり、ここまで圧勝ムード漂わせて皐月賞に挑んだファンディーナも玉砕と、混戦模様を呈してきた今年のハイレベルな3歳牝馬戦。
そのソウルスターリングとファンディーナが激突する可能性が高くなってきたオークスのこの前哨戦となるサンケイスポーツ賞フローラステークス注目度は集まりそうです。

ホウオウパフューム

ここまで3戦2勝。新馬戦こそは敗れたが、それはただ単に距離が1800mと短すぎの不適正だった可能性が高いです。新馬戦後の2戦は共に2000m。追込みを得意とする脚質で、しっかりと先行馬を捉えている感触を見せています。前走となった寒竹賞では、牡馬相手に4コーナーから一気に抜け出し、桁違いの直線の速さで2着以降を2馬身差以上も差をつけての圧勝劇を見せつけてくれました。中山競馬場2000mで上がり3ハロンが34.5は、なかなかの強者といったところでしょう。
ここまで3戦全てに田辺裕信騎手が騎乗しているので、フローラステークスでも田辺騎手が手綱を握るでしょう。共に知り尽くした相棒で、見事1着圧勝劇を演じ、オークスへと出走してもらいたいです。

フローレスマジック

1番人気となる可能性もありますが・・・。
ここまで4戦1勝。とはいえ、ウチ2戦は重賞レースで経験値は高い馬です。4戦全ての連対に名を連ねてはいるものの、なかなか捉えきれていない様子です。
アルテミスステークスでは桜花賞2着のリスグラシューに半馬身差の2着と追いつくことなく惜負。前走のデイリー杯クイーンCでも、4コーナー手前から徐々に順位を上げて追走も、1着のアドマイヤミヤビに追いつくことなく、結局上がり3ハロンの勝負で惨敗の3着で2馬身差もつけられた結果でした。
血統からいって、全兄サトノアラジン、全姉ラキシスとも晩成型だったように、3歳春の時点では完成途上の血筋でもあるのが否ないのが現状。
抑えるべき馬ではありますが、どうするべきか判断に悩む一頭です。

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