3000mの未知な距離に向かって、まずはその出走権を確保するために集結する3歳牡馬。三冠クラシック最後の王冠でもある菊花賞を目指して、まずはセントライト記念で勝ちきることが必要です。しかし、このセントライト記念をステップに本番の菊花賞を勝ち取った馬は意外にも昨年のキタサンブラックだけというデータが残っています。今週のセントライト記念は中山2200mで次週にある神戸新聞杯は阪神2400mということで、確かに本番の菊花賞の3000mに近いということもありますが、今年もキタサンブラックに続けるか?といったところでしょうか。昨年は皐月賞馬のディーマジェスティがセントライト記念を勝ち切って本戦へ向かいましたが、結果は4着と惜負で終わっています。どちらにせよ世代最強馬が勝つと言われる菊花賞。来週の神戸新聞杯にもアドミラブルやペルシアンナイト、カデナなど強馬の名前がエントリーしています。先に本戦への切符を手にするのはどの馬になるのでしょうか?
以下がエントリーしいているメンバーです。

アルアイン
イブキ
インペリアルフィズ
クリンチャー
クレッシェンドラヴ
サーレンブラント
サトノクロニカル
サンシロウ
サンデームーティエ
スティッフェリオ
ストロングレヴィル
セダブリランテス
チャネグロ
ブラックギムレット
ブラックロード
プラチナヴォイス
ミッキースワロー
ロードアルバータ
ローリングタワー

以上、19頭の出走予定馬です。

皐月賞馬の意地は見せたい!アルアイン

昨年は人気順=着順といったところで、ガチガチなレースとなりました。結局は、このセントライト記念でつまずいているようでは菊花賞に出てくる相手には歯が立たないということになるので、こんなところで躓いてられないといったところでしょうか。ということで、今回も大荒れすることはないと考えた上で考えてみようと思います。
本戦の菊花賞の3000mは正直適正ではないと見ているアルアインですが、皐月賞の2000m前後の距離では世代でも最強に近いレベルにあると思うのがアルアインです。おそらく今回のセントライト記念では1番人気をつけるであろう一頭です。
個人的に残念なのは、鞍上が松山機種ではないことですかね。今回はルメール騎手ということになり、初コンビでセントライト記念を無事に突破できるか?といったところです。
毎日杯、皐月賞、日本ダービーをを共に走った松山騎手のパートナーであって欲しいというのが個人的な思いですが、陣営側からいったら、ここは実績と経験を活かしたルメール騎手という無難策をとった感じになりますね。
相手となるにはおそらくセダブリランテスかと思われます。タイプ的にも似ている脚質ということで、皐月賞のファンディーナのような存在と考えたとしたら、やはり出方を近くで感じたいところ。出来ればセダブリランテスと近い枠順に入れればマークしやすく末脚勝負で二頭が突き抜けていくのかなと予想しています。どちらにしても慎重になりすぎず、前目のポジションで戦ってもらいたいところです。

距離適性はこの馬か!?サトノクロニカル

今年の5月の京都新聞杯の2200mと同じ距離。とはいえ、今回は中山競馬場ということで、京都競馬場とは話は若干異なります。本番の菊花賞同じ競馬場で勝ち切っているので、その点では評価できるところですが、それは本番に進めて初めて評価したいところ。まずはこのセントライト記念をパスできるかが鍵となっています。
正直なところ、アルアインやセダブリランテスの基礎スピード面においてはかなり劣っているようなところです。スローに流れて直線のトップスピード勝負となったとしても、正直二頭に太刀打ちし差し切れるか?といったら疑問を感じますね。今回の鞍上はいつもの川田騎手ではなくデムーロ騎手。初のコンビということですね。
前の二頭を出し抜く策を練っているのかと思いますが、おそらく4コーナー付近の坂を利用して前へ前へ進めて勢いに乗った状態で直線へと突入しどうなるか?といったところでしょうが・・・。それを考えてもやはりアルアインが勝るイメージですね。
今回はアルアイン軸で考えて、相手をしっかり見極めて行こうといったところでしょうか。

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