トレードは当たり前。スター選手がトレードされる事も多く、入団してから1度も移籍することなく引退する選手は稀なNBA。

今シーズン始まる前にも、スター選手のトレードは何件ありましたが、その効果は出ているのでしょうか。

ポール・ジョージ⇄ビクター・オラディポ&ドマンタス・サボニス

インディアナ・ペイサーズとオクラホマシティ・サンダーで成立したトレード。
ペイサーズのエースだった、ポールジョージが、17-18シーズン終了後、FAでの移籍をチームに伝えたことで起きたトレード。
無償で移籍されるぐらいなら、トレードをするというよくあるパターンですね。

オールスター4回・リオオリンピック金メダル獲得と、NBAを代表する選手のトレードとしては、サンダーの損失は少ないと言われたトレード。ペイサーズが大損と言われていました。
ジョージは、来シーズン終了後に、地元のレイカーズにFAで移籍する。
という既定路線の噂もあり、よい条件でのトレードが難しかったのかもしれません。

シーズン始まってからは、ポール・ジョージは予想通りの活躍。チームは序盤もたつきましが、現在は好調な戦いぶりです。
そして、ペイサーズ。
移籍した2人が予想外の活躍。
オラディポは、昨シーズンから平均得点を約10点アップをし平均24得点を記録し、ジョージに変わるエースとして活躍し、オールスターにも選ばれています。
サボニスもローテーションの一角、時にはスタメンとして出場。平均得点も12点ほどでチームでうまく機能しています。
オラディポは5年目。サボニスは2年目と若さもあります。
そしてチーム成績。
ジョージが抜けた事により、チームは再建モード。数年はプレイオフは難しと思われましたが、チームはプレイオフ圏内をキープする予想外の成績を上げています。

当初、ペイサーズの大損と言われたこのトレードも、今はWIN- WINのトレードと言われています。

シーズン終了後のジョージの動向はどうなる。

お互い良い結果が出ているこのトレード。
ペイサーズは、獲得したオラディポとサボニスは、トレードしない限り来シーズンも、チームに所属。
問題は、サンダーですね。
このFAなのは折り込み済みで、ジョージは獲得してますが、ここ最近チームがまとまり、ジョージの調子も良いと、移籍されるのは惜しいですね。
オフにジョージだけでなく、カーメロ・アンソニーも獲得。
ピークが過ぎたアンソニーですが、第3オプションとしてはまだまだ優秀です。
昨シーズンMVPのウェストブルックにジョージとアンソニー。
3人が揃った今シーズン。優勝は無理でも戦える。優勝を狙える力を見せて、ジョージの残留を願いたいとこでしょう。

地元のチームでプレーしたいという気持ちは当然ですが、現在のレイカーズはとてもプレーオフを狙えるチームではないです。若手はいますが、順調にいっても、まだ3〜5年は厳しいシーズンになると思います。
比較的、NBA入りからプレーオフの舞台で戦う事が多かったジョージがこれをどう捉えるかですかね。

ただ、怖いのが腐ってもレイカーズ。ロサンゼルスのチームです。ビッグマーケットと言われる大都市のチームは人気です。
ジョージの他にも、大物FA選手を獲得出来なくもないチームなだけに、現実にそゆ事が起きれば一気に優勝候補になりますね。

あのドウェイン・ウェイドがいたマイアミ・ヒートに、レブロン・ジェームスにクリス・ボッシュがFAで入り一気にファイナルまで駆け上がったように。


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中山葵

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