昨シーズン4位

昨シーズンは総額30億円をかけて大補強をし、日本一奪還を目指したシーズン。開幕5連勝を決めたものの、主力の不振、怪我が相次ぎ、球団ワースト記録となる13連敗を記録。終わってみれば11年ぶりとなるBクラスとなり、2007年に導入されたクライマックスへの出場を球団史上初めて逃すこととなってしまう苦いシーズンとなりました。
シーズン後、若返りを図る一環として村田選手に戦力外通告を行い、また片岡選手、相川選手、松本哲選手、藤村選手らが現役を引退。おまけに先発の柱であったマイコラス選手もメジャー復帰と戦力的にダウン。
若手育成と、チーム再建が急務となっているジャイアンツ。昨シーズンに屈辱を胸に上位進出できるか期待ですね。

投手の注目選手は?

投手の注目選手は畠世周選手。
2016年のドラフトで近畿大学を経てドラフト2位で入団。
近畿大学はMAX152キロの豪速球と、多彩な変化球が注目されていましたが、右肘の故障がドラフト前に発覚。他球団が指名を見送る中、ジャイアンツが将来性を買い、ドラフトで指名しました。
昨シーズンは右肘の手術で3軍スタートとなりましたが、順調に回復し、7月6日の広島カープ戦でプロ初マウンドに上がりました。結果は6回5失点と敗戦投手となってしまいましたが、伸びしろたっぷりの伸び伸びとしたピッチングを見せ、首脳陣の評価を勝ち取ると、昨シーズンは13試合に登板し、6勝4敗、防御率2.99と好成績をマークしました。
今シーズンはマイコラス選手の穴を埋める以上の活躍で先発のローテーションに食い込んでくるであろう畠世周選手。手術の後遺症も全く感じない投球を見せてくれているので、今シーズン非常に期待したい注目選手です。

野手の注目選手は?

野手の注目選手は吉川尚輝選手。
2016年のドラフトで中央学院大学を経てドラフト1位で入団した内野手。
中央学院大学時代では1年生の時からレギュラーに定着し、全日本大学野球選手権大会では初出場で優勝に貢献しました。
ルーキーイヤーとなった昨シーズンは右肩の不調で2軍スタートとなりましたが、高い守備力と俊足が期待され、5月9日に1軍昇格を果たしました。
すぐには結果を残すことができませんでしたが、シーズン最終戦で、2番セカンドでスタメン出場し、第1打席でプロ初安打を放つと、その試合猛打賞の大活躍。
ジャイアンツの長年の悩みの種であるセカンド固定ですが、高い守備力と50メートル5秒7の俊足、巧みなバットコントロールを兼ね備える吉川尚輝選手がその長年の悩みの種を払拭してくれるのではと私は感じています。
まだ22歳の若手選手。これからの成長に大きく期待です。

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