先制は横浜！東京ヤクルト先発の石川の立ち上がりを捕らえ、先頭の桑原が先頭打者ホームラン！開幕戦で勝利を献上してしまった石川から幸先よく先制する。

横浜の先発はウィーランド。4月6日の巨人戦では来日初勝利はならなかったが、チームに勝利をもたらす好投を見せた。3回まで順調な立ち上がり。しかし4回、満塁のピンチを招くと、2死から中村にタイムリーを浴びて同点に。それでも最少失点でこの回を切り抜ける。

すると、直後攻撃で、戸柱がライトフェンス直撃のタイムリー！2-1と勝ち越しに成功した！

ウィーランドは7回に2死3塁のピンチを招き降板するが、1失点の好投で先発の役割を十二分に果たした。その後を継いだ砂田も、代打・大松を空振り三振に斬って取りリードを守る。しかし、8回に3番手の三上が捕まり、1死2塁からバレンティンにライトフェンス直撃のタイムリーを浴び、試合は振り出しに。

しかしその裏、横浜は東京ヤクルト3番手の石山を攻め、2死から満塁のチャンス！投手の打順で代打の乙坂が一二塁間を破るタイムリーを放ち、勝ち越した。

逃げ切りを図る横浜は9回に守護神・山崎康晃がマウンドへ。昨夜のリベンジを果たしたい山崎康だったが、1・3塁のピンチを招くと、上田に犠牲フライを許し、土壇場で同点に追いつかれてしまう。そして試合は延長戦へ。

試合は、10回。横浜は先頭の関根がセーフティーバントを成功させる！さらにルーキの暴投、ボークで関根は3塁へ。サヨナラのチャンスで打席には白崎。白崎がサードへの鋭いゴロを放つと、3塁走者・関根が素晴らしい走塁を見せホームイン！。今シーズン初のサヨナラ勝ちでカード初戦を飾った！

横浜は今季3度目の先発となる石田健大がマウンドへ。開幕戦で敗れた相手に雪辱を果たし、初勝利を目指す！

その石田は初回、先頭打者の山田にホームランを浴び、いきなり先制点を与えてしまうと、2回にも1死1・2塁のピンチで谷内にタイムリーツーベースで1点を許すと、続くピッチャー・小川にもセンターへの2点タイムリーを浴び、リードを広げられてしまう。3回にも味方のエラーが重なり、5点目を奪われ、苦しい立ち上がりとなった。

一方の横浜打線は、ヤクルト先発の小川の前になかなかリズムに乗ることができず、チャンスを作ることができない。それでも4回、この試合初めて得点圏にランナーを進めると、倉本がタイムリーを放ち、１点を返す！

石田は4回以降は追加点を与えず、6回5失点で降板。なんとか巻き返しを図りたい横浜は6回、2死ながら満塁と絶好のチャンスを得る。ここで打席に入ったのはスタメンに抜擢された柴田！しかし、柴田は見逃し三振。絶好の場面であと一本が出ずに、無得点に終わってしまう。

横浜は2番手の進藤が7回、8回を0点に抑える好リリーフを見せるが、9回にマウンドに上がった3番手・田中健二朗がヤクルト打線に捕まり2失点。1－7とリードを大きく広げられてしまう。

それでも横浜は最終回、小川に代わって投入された原を攻め、2死2塁から桑原がタイムリーを放つも、反撃もここまで。試合は2－7で終了した。

1勝1敗で迎えたヤクルトとのカード最終戦。横浜は初回、ロペスがレフトスタンドへ先制ホームランで幸先よく先制に成功。しかし3回、先発のクラインは3回、雄平の犠牲フライ、バレンティンのホームランで1－2と逆転を許す。

しかし、横浜は4回にすぐさま反撃！満塁のチャンスを得ると、絶好の場面で打席に入ったクラインが、ライト前に2点タイムリー！ 自らのバットで逆転打を放つ。5回にも、ロペスがライトの頭上を超えるタイムリーツーベース。さらに倉本もタイムリーを放ち、5－2とリードを広げる。

先発のクラインは6回にバレンティンに2打席連続となるソロホームランを浴びたところで降板したが、制球に苦しみながらもゲームを作った。

クラインからバトンを受けた2番手の須田が好リリーフを見せると、7回にマウンドに上がったのは山崎康晃。ここ最近、救援に失敗していたが、大引、谷内を連続の三振に抑えるなど、三者凡退に封じる見事な投球を見せる。横浜DeNAはその裏、東京ヤクルト2番手の原から筒香、宮崎、倉本が3連打を放ち満塁とすると、戸柱がライトへのタイムリーを放ち、6－3と突き放す！

小刻みな継投で逃げ切りを図る横浜は、8回に登板した三上もヤクルト打線を三者凡退に抑えると、最終回には新外国人・パットンがマウンドへ！そのパットンは先頭打者のバレンティンにヒットを浴びたものの、後続をしっかりと打ち取りゲームセット！先発全員安打を記録した横浜DeNAが、今季初のカード勝ち越しを決めた！