福島記念やアンドロメダステークス、菊花賞などがステップとなっているチャレンジカップが今週末、阪神競馬場にて開催されます。
昨年はマイネルハニーが序盤から飛ばし先行の好ポジションを取ってラストまで踏ん張った結果の勝利といったレース内容でした。今回のメンバー見る限り、チカラ差に関しては、そこまで大きな差が生まれていないので、正直なところどの馬が来てもおかしくない印象です。経験を取るのか、それとも若さの勢いを取るのかといった二択になるのかなといったところでしょうか。

サトノクロニクル
ジョルジュサンク
スーパーマックス
デニムアンドルビー
ニシノジャーニー
ブレスジャーニー
プリメラアスール
マイネルミラノ
マキシマムドパリ
マサハヤドリーム
メドウラーク
モンドインテロ
レッドソロモン

以上、13頭の出走登録馬です。

勢いに乗るハーツクライ産駒!サトノクロニクル

個人的には人気が先行しているような印象を持っているのがサトノクロニクルです。確かにハーツクライ産駒ということで血統だけをみればジャパンカップを勝ったシュヴァルグランに続けといったところですが、馬個体の能力的に考えれば疑問はでてきます。前走の菊花賞でも6番人気を背負っての出走も、不良馬場とはいえ光るものは何もなく10着フィニッシュ。レース前から良馬場であれば連対率高いとは言われており、馬場が渋ればアウトという脚質なのかなというのが印象です。この時期の馬場に関しては高速馬場とまではいかないでしょうから、追い込みの末脚にも鈍さが生じる可能性も秘めているのかなとも予測しています。同世代のレイデオロと比べてしまうと早くもチカラ差を感じていますが、まずはG3レースでしっかり勝ちきれるチカラがあるのか?というのが問われるレースとなるでしょう。
白百合ステークスでも余裕で突き抜けるかと思っていたとは裏腹に、クリノヤマトオーをなんとか捉えて着差なしの1着。ブレスジャーニーやモンドインテロはおろか、先行するマキシマムドパリにもタイミングを間違えれば追い付かず終いにもなり兼ねないのかなといったところでしょうか。今のとこは連下で考えている一頭です。

そろそろ復活か?ブレスジャーニー

骨折がなければ、もしかしたらレイデオロの天下にはなってなかったと思う三歳世代。距離的に菊花賞はキツイものがあったにせよ、皐月賞と日本ダービーの二冠に関していえば、十分に可能性を秘めていたのがブレスジャーニーだったと感じます。ということで、個人的には狭間世代といわれていつ今年の3歳馬ですが、実はアルアイン、レイデオロ、キセキの陰に潜んでいるブレスジャーニーやアドミラブルの存在を忘れがちなのかなよいったところで、そこまで酷い世代ではないと思っています。
その一角がブレスジャーニーで、昨年のサウジアラビアRCでも、ルメール鞍上のダンビュライト相手に2馬身の1着。東スポ杯2歳ステークスでも、今年のアルゼンチン共和国杯で勝ったスワーヴリチャード相手に勝ち切っている実力を持っています。今回のメンバーで要注意とするのはモンドインテロかなと。タイプ的にも似ている感じで、違いは距離適性の部分。モンドインテロにとって阪神1800mは短い感じで出しキレずに終わる可能性が出るのかなと思いますが、かみ合った時には厄介な末脚があるので、極力モンドインテロの前でポジションを取っておきたいところ。サトノクロニクルとのキレ勝負に持ち込めれば勝利は近づきますが、あとはマキシマムドパリなどの先行集団の流れにうまき乗れるかといったところでしょうか。復活を期待です。

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