カシューナッツとは?

カシューナッツとは、中南米原産のウルシ科の常緑高木「カシュー」の種子のことです。カシューの木は日本では「カシューナットノキ」と呼ばれており、その独特の形をした実から「勾玉の木」とも呼ばれています。
カシューナッツが広まったのは比較的遅く、1850年代と言われています。ブラジルにポルトガルが進出した際に、現生していたカシューを実用樹として世界各地に広めたのが普及のきっかけと言われています。
当時は種子であるカシューナッツを食用として重宝していたのはもちろんですが、分枝して枝を張る特徴から防風林としても用いられていました。食用としては、インドで大規模な加工工場が作られ、輸出されてから世界的に知られるようになりました。
また、カシューの種子をカシューナッツと呼ぶのに対し、果肉の部分は「カシューアップル」と呼ばれており、こちらも食用として用いられています。

カシューナッツの効果

カシューナッツに豊富に含まれている栄養素は「亜鉛」や「鉄」などのミネラルと、「ビタミンB1」等のビタミン類が豊富です。特に亜鉛にはカルシウムの吸収率を高める効果があるので、育ち盛りの子供や骨粗しょう症予防として高齢者におすすめです。
また、鉄分も豊富ですので、貧血予防として女性にもおすすめです。疲労回復に効果的なビタミンB1も豊富であり、健康で健やかな毎日を送るために非常に効果的なナッツと言われています。
さらに、女性にうれしい美容効果も豊富であり、ダイエット効果の期待できる食物繊維が豊富であり、お通じの改善も期待できます。カシューナッツは脂肪分が多いですが、約60%がオレイン酸で構成されていますので、コレステロールの排出効果や生活習慣病の予防効果も期待できます。

カシューナッツの効果的な食べ方

カシューナッツは栄養分が豊富であり、健康・美容効果の期待できるナッツです。
しかし、比較的カロリーや糖質が多いナッツですので、おやつとして補助的な栄養摂取に用いるのがおすすめの食べ方です。
効果を高めるおすすめの食べ方としては、アンチエイジングに重要な「ビタミンE」と「たんぱく質」を摂取するために、牛乳と一緒に食べるのがおすすめです。牛乳にはタンパク質の吸収率を上げる効果があると言われており、ビタミンEが豊富なカシューナッツと非常に相性が良いです。
また、不足している栄養素の観点からは、小魚と一緒に食べるのがおすすめの食べ方です。日本人が不足しがちな食物繊維とカルシウムを同時に摂取することが出来る食べ方です。特に小魚はカルシウムの吸収率が高いので、特に子供や高齢者におすすめです。

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