秋の定番!

ホクホク甘みがたまらない秋の定番・栗。
松茸、サンマと並ぶ秋の味覚の定番になっており、栗が出回るといよいよ秋到来となったといった印象ですね。
そんな美味しい栗ですが、とっても凄い栄養効果があったんです。

栗の栄養効果

【骨を健康に保つ効果】
栗には、ミネラルの一種であるマンガンが多く含まれています。
マンガンは、くるみやアーモンドなどの種実類に豊富に含まれる栄養素で、土壌にも多く含まれます。
マンガンは代謝を促進したり、骨を健康に保ち、骨粗鬆症を防いだりする効果があります。

【貧血予防や美しい髪の健康維持に効果】
栗にはミネラルの一種である銅も、比較的多く含まれています。その含有量は、ナッツ類のなかでトップ10に入るほどです。
銅は赤血球のヘモグロビンを作るために欠かせない成分で、鉄分の利用を促し貧血を予防する効果があります。
このほかにも銅には、コラーゲンの生成を助けたり、髪の健康を保ったりする効果も認められています。

【ストレスに強い身体に】
果物や野菜に多く含まれているイメージが強いビタミンCですが、実は栗にも豊富に含まれています。
木の実の中で見れば、ビタミンC含有量は日本栗がトップ、中国栗が3位に入っています。
ビタミンCは、コラーゲンの合成に必要な栄養素で、肌荒れや日焼け防止に効果を発揮します。
また、ストレスに強くなるホルモンの合成を促したり、抗酸化作用で老化のスピードを緩めてくれたりする、優れた効果があるのです。

【脳を活性化する栄養】
栗は、炭水化物の含有量が極めて多く、木の実の中ではトップレベルとなります
炭水化物は、糖質と食物繊維の総称を指し、身体の中に蓄えられてエネルギー源となります。
脳や筋肉などは、炭水化物なしでは働きません。脳のパフォーマンスを上げる効果から見ても、炭水化物はとても大切な栄養素なのです。

栗は優れた栄養食! 渋皮も一緒に召し上がれ

いかがでしたでしょうか?
こんなにもあった、栗の優れた栄養と効果。今まで以上に、栗の魅力が増したのではないでしょうか?
ところで栗は、日本栗と中国栗とで栄養価が多少異なり、日本栗の方が渋皮が取れにくいといった性質上の違いもあります。
渋皮は、ポリフェノールが多く含まれているほか、食物繊維も豊富。栄養的な面からみて、取らずに食べることをおすすめします。
日本の栗は渋皮が剥きにくいので、渋皮ごと煮る甘露煮や茹で栗、栗きんとん、栗ごはんに。中国栗は日本栗より小ぶりで薄皮が剥きやすいため、甘栗に最適です。
ヨーロッパ栗はマロングラッセに最適で、モンブランなどの洋菓子に良く合います。

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