復興に向けて

ツール・ド・東北とは東日本大震災の復興支援および震災の 記憶を未来に残していくことを目的とした自転車イベントです。2017年の今回は節目の5回目だそうです。年々参加者も増えていて、注目の集まるイベントとなりました。過去には2014年と2015年には駐日大使のキャロライン・ケネディが参加しています。2016年からは2日間となり、複数の参加者がグルペットを組んで走る『グループライド』を実施するとしています。テーマソングとして、藤巻亮太の「LIFE」も採用されました。

順位などは競わない

東日本大震災の復興支援を目的として開催され、順位を競うレースではなく津波の被害を受けた宮城県沿岸部を走りながら現地の現状を見てもらうファンライドですね。

日程は?

2017年9月16日(土)、17日(日)の二日間で開催を予定しています。
16日のコースは
・牡鹿半島チャレンジグループライド(100km)
牡鹿半島のコースを走行管理ライダーのガイドに従ってグループで走るライドです。
コース上の休憩ポイントを巡り、地元の方から被災地域の「いま」についてお話を聞ける「語り部」ポイントにも立ち寄りながら、軽食として地元の食材を生かした旬の食べ物も味わいます。
ただし、牡鹿半島をめぐるこのルートは、激しいアップダウンが続く山岳コースです。

・奥松島グループライド&ハイキング(70km)
奥松島エリアの風光明媚なコースを、走行管理ライダーのガイドに従ってグループで走るライドです。途中の休憩ポイントでは、自転車を降りて松島四大観に数えられる大高森にハイキングをしていただきます。標高約105mの展望台からは、松島湾に浮かぶ260余の島々を一望できる絶景をご堪能いただけます。
また、震災遺構となった旧野蒜(のびる)駅にも立ち寄り、震災復興伝承館も見学できるライドと観光の要素を織り交ぜた新しいコースです。

17日(日)は激しいコース

・気仙沼フォンド(210km)
ツール・ド・東北における気仙沼フォンド・南三陸フォンドの完走経験者、または同等のロングライドイベントの完走経験をお持ちの方を参加条件とする、獲得標高(上り)2,307mの今大会最長コース。

・南三陸フォンド(170km)
南三陸町を縦断し気仙沼市本吉町で折り返す、獲得標高(上り)1,904mを走り切る健脚向けのコース。

・北上フォンド(100km)
リアス海岸を体感できる勾配(こうばい)を走破し、景勝地・神割崎を折り返しとするロングライド・チャレンジコース。獲得標高(上り)は1,028m。

・女川・雄勝フォンド(65km)
最短コースながら、山あいを駆け抜ける爽快感や、女川湾や雄勝湾を一望できる海の景色を満喫できるコース。

・気仙沼ワンウェイフォンド(100km)
気仙沼市内をスタートし、南三陸町を縦断して南下、神割崎を経て北上川沿いを走り、ゴールの石巻専修大学をめざすコース。

最後に

東日本大地震から復興に向けて道路なども整備され、毎年毎年見る風景も変わってきてますね。この忘れてはいけない記憶を、自転車を通して毎年繋いでいけるといいですね。このようなイベントがあったことを知らない方もいると思うので、是非参加してみてはいかがでしょうか。

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